
タンヤチブラーというのは、炭焼きの名前なんだがね。昔、その炭焼きは、たいそう貧乏者で、貧乏者
だったので一人山で、一生けんめい炭を焼いて仕事をしていたそうだ。その人もまた、嫁に来る人もなく、もう私の妻になる人もいなくてねと言って、あきらめて一生けん命、この人は誠実な人なので、炭を焼いてそれで生活していたそうだ。そして、ある日、金持ちの娘が、このタンヤチブラーの精神を認めて、「世の中にこんなにりっぱな精神を持っている人もいるね。もうこの人をぜひ夫に迎えないといけない。」と言って、一生けんめい互いに働いて成功しないといけないと言って、その美人の娘はそう思っていた。自分の親に、「その炭焼きの人を私の夫にして下さい。お父さん、お母さん。」とお願いした。しかし、お父さん、お母さんは聞かない。「お前は、そんな炭焼きぐらいの人と結婚するのか、ダメだ、できない。」と言って、お母さんも、お父さんも断わったが、もう本人の望みなので、やむをえず(許して)夫婦になったらしい。もうその二人はその後から、いっしょうけんめい炭焼きをして、また、その美人も心から満足して二人とも心が落ち着いた。長男もできて、親は炭焼きであるが、その子どもはひじょうにまじめで、頭も秀れて親の言うこともよく聞いた。そうして、炭焼きブラーはひじょうに成功して、二人がやったことはずっと後々まで残って、この二人に学べと模範になった。炭焼きブラーの話はこれで、おしまい。
| レコード番号 | 47O373160 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C136 |
| 決定題名 | タンヤチブラー(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | タンヤチャーブラー |
| 話者名 | 島袋亀次郎 |
| 話者名かな | しまぶくろかめじろう |
| 生年月日 | 18950129 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
| 記録日 | 19770816 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村座喜味T06B02 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 喜名の謝花のタンメーから聞いた。 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集10座喜味の民話 P198 |
| キーワード | タンヤチブラー,炭焼き,貧乏者,嫁,誠実な人,金持ちの娘,美人の娘,夫婦,長男 |
| 梗概(こうがい) | タンヤチブラーというのは、炭焼きの名前なんだがね。昔、その炭焼きは、たいそう貧乏者で、貧乏者 だったので一人山で、一生けんめい炭を焼いて仕事をしていたそうだ。その人もまた、嫁に来る人もなく、もう私の妻になる人もいなくてねと言って、あきらめて一生けん命、この人は誠実な人なので、炭を焼いてそれで生活していたそうだ。そして、ある日、金持ちの娘が、このタンヤチブラーの精神を認めて、「世の中にこんなにりっぱな精神を持っている人もいるね。もうこの人をぜひ夫に迎えないといけない。」と言って、一生けんめい互いに働いて成功しないといけないと言って、その美人の娘はそう思っていた。自分の親に、「その炭焼きの人を私の夫にして下さい。お父さん、お母さん。」とお願いした。しかし、お父さん、お母さんは聞かない。「お前は、そんな炭焼きぐらいの人と結婚するのか、ダメだ、できない。」と言って、お母さんも、お父さんも断わったが、もう本人の望みなので、やむをえず(許して)夫婦になったらしい。もうその二人はその後から、いっしょうけんめい炭焼きをして、また、その美人も心から満足して二人とも心が落ち着いた。長男もできて、親は炭焼きであるが、その子どもはひじょうにまじめで、頭も秀れて親の言うこともよく聞いた。そうして、炭焼きブラーはひじょうに成功して、二人がやったことはずっと後々まで残って、この二人に学べと模範になった。炭焼きブラーの話はこれで、おしまい。 |
| 全体の記録時間数 | 3:59 |
| 物語の時間数 | 3:59 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |