じゅうにしゆらい
これは何処の国にあったことか分からないが、だいたいインドか中国からその話は出たんでしょうね。
この十二支がまだ決まってない昔、十二ヵ月あるでしょう。それになぞらえて、十二支を決めないといけないといって、もう全土の動物に布令を出した。王様が動物全員に布令を出したようだ。「何月何日の何時までに、私達の宮殿に、先着十二番まで番を付ける。これは後世に残ることだから動物みんな集まりなさい。」と全土に布令を出したようだ。それで、動物たちはずっと前から準備をしていたようだ。そうして、明日はその集まりという日、鼠は、だいぶ知恵があるので、「私はもう歩いては遅いので牛や馬、犬とかに私は負けるので、歩くとなると明日で準備しないといけない。」と考えた。そこで、牛小屋の天井に鼠はいたようだ。下では牛が、明日は出発の日だからと、背中に食料などを積んで、自分の背中に(積んで準備をしていた)。そして、鼠はそれを見て、「あっこれはいい、牛の背中に乗って行こう。」と、天井裏から飛び乗ったようだ。軽いので牛は気がつかない。背中に荷を積んで、荷の上に飛び乗っているのでね。そうして、動物は全員、その宮殿に行くようだが、牛は心がけが良くて、宮殿の門の入口で受付の座っている所の入口で、「はい!私は一番になったよ。」とかけ声を上げたようだ。そのときに、鼠は飛び下りて、チョロチョロ王様の前に行って、「はい!私が一番ですよ。」と言ったので、牛は怒ったようだ。「どうしよう、私は二番にしかならない。」と。そうして、子、丑、寅となって鼠は先になったようだ。それから数えられて十二番まで付けられたそうだ。はい!これもそれだけさ。
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レコード番号 | 47O373086 |
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CD番号 | 47O37C133 |
決定題名 | 十二支由来(シマグチ) |
話者がつけた題名 | 十二支由来 |
話者名 | 照屋寛良 |
話者名かな | てるやかんりょう |
生年月日 | 19080510 |
性別 | 男 |
出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
記録日 | 19770227 |
記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
元テープ番号 | 読谷村座喜味T04B11 |
元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
分類 | 12 |
発句(ほっく) | - |
伝承事情 | 夕食後に祖父から聞いた。 |
文字化資料 | 読谷村民話資料集10座喜味の民話 P193 |
キーワード | 十二支,十二ヵ月,動物に布令,王様,に、先着十二番,鼠は知恵がある,牛や馬,犬,牛の背中,鼠は一番 |
梗概(こうがい) | これは何処の国にあったことか分からないが、だいたいインドか中国からその話は出たんでしょうね。 この十二支がまだ決まってない昔、十二ヵ月あるでしょう。それになぞらえて、十二支を決めないといけないといって、もう全土の動物に布令を出した。王様が動物全員に布令を出したようだ。「何月何日の何時までに、私達の宮殿に、先着十二番まで番を付ける。これは後世に残ることだから動物みんな集まりなさい。」と全土に布令を出したようだ。それで、動物たちはずっと前から準備をしていたようだ。そうして、明日はその集まりという日、鼠は、だいぶ知恵があるので、「私はもう歩いては遅いので牛や馬、犬とかに私は負けるので、歩くとなると明日で準備しないといけない。」と考えた。そこで、牛小屋の天井に鼠はいたようだ。下では牛が、明日は出発の日だからと、背中に食料などを積んで、自分の背中に(積んで準備をしていた)。そして、鼠はそれを見て、「あっこれはいい、牛の背中に乗って行こう。」と、天井裏から飛び乗ったようだ。軽いので牛は気がつかない。背中に荷を積んで、荷の上に飛び乗っているのでね。そうして、動物は全員、その宮殿に行くようだが、牛は心がけが良くて、宮殿の門の入口で受付の座っている所の入口で、「はい!私は一番になったよ。」とかけ声を上げたようだ。そのときに、鼠は飛び下りて、チョロチョロ王様の前に行って、「はい!私が一番ですよ。」と言ったので、牛は怒ったようだ。「どうしよう、私は二番にしかならない。」と。そうして、子、丑、寅となって鼠は先になったようだ。それから数えられて十二番まで付けられたそうだ。はい!これもそれだけさ。 |
全体の記録時間数 | 2:32 |
物語の時間数 | 2:32 |
言語識別 | 方言 |
音源の質 | △ |
テープ番号 | - |
予備項目1 | - |