
(ある人を)頼んで、本当に当てることができるかどうか、試してみたんだが。いうなれば、脈を取って、人の病気を当てたりしているので、脈取りの専門といわれているが、本当かなあと調べてみた。ある人が、頼んで試してみることにした。その脈を取るということは何かといえばだね、鼠を取ってきて、箱の中に入れた。たとえば、これくらいの箱に(鼠を)入れて、それの脈を取らせてみたわけだね。そこで、その人に脈をとらせてみた。その箱の中に入っているものの脈をとらせたらね。その人は、「この箱の中には、五匹入っている。」と答えたようだ。鼠五匹ではなく、一匹だけ入れてあるんだが、その人は五匹だと脈を取ったからね、こいつは嘘つきだ、本物の専門ではないからということで、その人は打ち首にされることになった。そして殺しにと、連れて行かれたようだ。そこで、「こいつは、嘘つきだから、こんなやつを生かしておくわけにはいかん。」と、殺しに連れて行った。たとえば、海の方にだね。殺すつもりで連れて行ったが、もう一度確かめて開けてみたら、鼠の子が四匹と、母親がいて、五匹入っていたようだ。「なるほど、こいつは本当の専門家だったんだね。」と分かった。そして、後から馬を走らせて知らせに行った。言えば、殺しにと行っているので、「待ってくれ、待ってくれ。」としている間にも、「早く殺せ、早く殺せ。」と、その人はついには、打ち首、殺されたという話だ。
| レコード番号 | 47O373029 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C131 |
| 決定題名 | 箱の鼠(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 箱の鼠 |
| 話者名 | 山城盛吉 |
| 話者名かな | やましろせいきち |
| 生年月日 | 19110606 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
| 記録日 | 19770227 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村座喜味T03B03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集10座喜味の民話 P108 |
| キーワード | 病気,脈取り,鼠,箱,打ち首,鼠の子 |
| 梗概(こうがい) | (ある人を)頼んで、本当に当てることができるかどうか、試してみたんだが。いうなれば、脈を取って、人の病気を当てたりしているので、脈取りの専門といわれているが、本当かなあと調べてみた。ある人が、頼んで試してみることにした。その脈を取るということは何かといえばだね、鼠を取ってきて、箱の中に入れた。たとえば、これくらいの箱に(鼠を)入れて、それの脈を取らせてみたわけだね。そこで、その人に脈をとらせてみた。その箱の中に入っているものの脈をとらせたらね。その人は、「この箱の中には、五匹入っている。」と答えたようだ。鼠五匹ではなく、一匹だけ入れてあるんだが、その人は五匹だと脈を取ったからね、こいつは嘘つきだ、本物の専門ではないからということで、その人は打ち首にされることになった。そして殺しにと、連れて行かれたようだ。そこで、「こいつは、嘘つきだから、こんなやつを生かしておくわけにはいかん。」と、殺しに連れて行った。たとえば、海の方にだね。殺すつもりで連れて行ったが、もう一度確かめて開けてみたら、鼠の子が四匹と、母親がいて、五匹入っていたようだ。「なるほど、こいつは本当の専門家だったんだね。」と分かった。そして、後から馬を走らせて知らせに行った。言えば、殺しにと行っているので、「待ってくれ、待ってくれ。」としている間にも、「早く殺せ、早く殺せ。」と、その人はついには、打ち首、殺されたという話だ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:49 |
| 物語の時間数 | 1:49 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |