真玉橋の人柱(シマグチ)

概要

(真玉橋(注)は)架けても架けても壊れてしまった。その壊れた橋を直しに行った人が、「この橋は、七色ムーティー、七色ムーティーのある人、やっている人をその橋の下にいれないと橋はおさまらないよ。」と言った。以前は、侍はカンプー(注)を結って、男の人達も全員結っていた。そこで七色ムーティーをしている人を調べてみたらその言った本人が七色ムーティーをしていたそうだ。七色ムーティーというのは糸の色が七色あるのが入らないといけないということだ。それで、七色、その言った人が当たっていたそうだ。家へ帰り、「もう、私が(人より先に)話したことだから、私はその橋に埋められなければならないと(家の人に話した)そして、家からでる時に「物読う者ぬ馬ぬ先取いん(注)、人より先に物を言うんじゃないよ。」と。「私は人より先に物言ったために、このようになった。」と行かれたそうだ。そこの娘は、結婚し、姑と一緒に暮らしていたが、一言も物を言わなかったそうだ。そこで、主人が「これは、物も言わないので実家へ連れてゆかねばならない。」と、家へ連れて行く道中、主人はスーサーハンチャーであったそうだが、スーサーをうち殺し、落ちたので、そのスーサーを手に取り、「かわいそうなスーサーよ、おまえは物読う者ぬ馬ぬ先取てぃ、ヒュリヒュリとさえずらなければ、私の主人に殺されることもなかったのに、ヒュリヒュリさえずったために私の主人に殺されてしまって。」と話した。その主人が、旦那さんが「どうしたか、私がスーサーと何を話して物を言ってるのか。」と問うた。「私も、『物読う者ぬ馬ぬ先取いん』ということで、何も言わない。私の母親がそうだったので、私は物も言わないのですよ。」と語った。そして、「あっ、そうだったのか、そのことがあって、物も言わなかったのか。」と、家へもどり、妻にしたそうだ、こんな話があったよ。

再生時間:3:21

民話詳細DATA

レコード番号 47O372781
CD番号 47O37C121
決定題名 真玉橋の人柱(シマグチ)
話者がつけた題名 真玉橋の人柱
話者名 知花カナ
話者名かな ちばなかな
生年月日 19021208
性別
出身地 沖縄県読谷村波平
記録日 19860108
記録者の所属組織 ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村波平T07A17
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集9波平の民話 P27
キーワード 壊れた橋,七色ムーティー,人より先に物を言うんじゃない,スーサー
梗概(こうがい) (真玉橋(注)は)架けても架けても壊れてしまった。その壊れた橋を直しに行った人が、「この橋は、七色ムーティー、七色ムーティーのある人、やっている人をその橋の下にいれないと橋はおさまらないよ。」と言った。以前は、侍はカンプー(注)を結って、男の人達も全員結っていた。そこで七色ムーティーをしている人を調べてみたらその言った本人が七色ムーティーをしていたそうだ。七色ムーティーというのは糸の色が七色あるのが入らないといけないということだ。それで、七色、その言った人が当たっていたそうだ。家へ帰り、「もう、私が(人より先に)話したことだから、私はその橋に埋められなければならないと(家の人に話した)そして、家からでる時に「物読う者ぬ馬ぬ先取いん(注)、人より先に物を言うんじゃないよ。」と。「私は人より先に物言ったために、このようになった。」と行かれたそうだ。そこの娘は、結婚し、姑と一緒に暮らしていたが、一言も物を言わなかったそうだ。そこで、主人が「これは、物も言わないので実家へ連れてゆかねばならない。」と、家へ連れて行く道中、主人はスーサーハンチャーであったそうだが、スーサーをうち殺し、落ちたので、そのスーサーを手に取り、「かわいそうなスーサーよ、おまえは物読う者ぬ馬ぬ先取てぃ、ヒュリヒュリとさえずらなければ、私の主人に殺されることもなかったのに、ヒュリヒュリさえずったために私の主人に殺されてしまって。」と話した。その主人が、旦那さんが「どうしたか、私がスーサーと何を話して物を言ってるのか。」と問うた。「私も、『物読う者ぬ馬ぬ先取いん』ということで、何も言わない。私の母親がそうだったので、私は物も言わないのですよ。」と語った。そして、「あっ、そうだったのか、そのことがあって、物も言わなかったのか。」と、家へもどり、妻にしたそうだ、こんな話があったよ。
全体の記録時間数 3:21
物語の時間数 3:21
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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