モーイ親方 難題(シマグチ)

概要

薩摩の国からモーイ親方の親に、薩摩から難題がきたので、モーイ親方が「私が解いて来ます。」と、片付けてきたそうだ。そうして、恩納岳だといったか「恩納岳を積んで来いと言ったのにおまえは手ぶらで来たのか。」と、王様が言ったので、「あの積んで来るのは何でもないが、これを積む船がありませんので船を借して下さるのなら恩納岳をそっくりそのまま持ってきてあげます。」と難題を解いたそうだ。それから雄鶏の卵を持って来なさいと言われた。親はもうたいへん心配して寝込んでいたので、「どうしたのですかお父さん、何を心配していますか。」と聞いた。「雄鶏の卵を持って来なさいというが、雄鶏の卵というのは何処にあるかな。」と言ったので、「私が解いて来ます。」と言った。「そうか、おまえは間違いなく解いて来るね。」と言うと、「はい。」と答えて、(モーイは薩摩へ)行った。「どうしてお父さんは来なかったのか。」と言ったので、「お父さんは産気づいていて代わりに私が来ました。」と答えた。すると王様は、「男でも産気づくのか。」と言われたので、「そうだのに、雄鶏の卵を持って来なさいというのはどういうことですか。雄鶏の卵といってもあるのですか。」と難題を解いたそうだ。それから、次の難題は灰で、「灰で綱を綯って来なさい。」ということであった。今度は女の親に「灰で綱を綯って来なさいと言っているがどうしたらいいですか。」と聞くと、「最初綱を綯って、そのまま焼くと灰で綱が綯った形になるのでそうしなさい。」と教えた。そのようにして持って行くと、(王様は)「本当に、おまえは灰で綱を作ったのか。」と言うと、「作って持って来ました。」と答えた。もう、さわると形がくずれるでしょう。灰だから。

再生時間:3:19

民話詳細DATA

レコード番号 47O372717
CD番号 47O37C118
決定題名 モーイ親方 難題(シマグチ)
話者がつけた題名 モーイ親方
話者名 与儀トシ
話者名かな よぎとし
生年月日 19120414
性別
出身地 沖縄県読谷村波平
記録日 19851225
記録者の所属組織 ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村波平T06A01
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 13
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集9波平の民話 P79
キーワード 薩摩,モーイ親方,親,難題,恩納岳,雄鶏の卵,灰綱
梗概(こうがい) 薩摩の国からモーイ親方の親に、薩摩から難題がきたので、モーイ親方が「私が解いて来ます。」と、片付けてきたそうだ。そうして、恩納岳だといったか「恩納岳を積んで来いと言ったのにおまえは手ぶらで来たのか。」と、王様が言ったので、「あの積んで来るのは何でもないが、これを積む船がありませんので船を借して下さるのなら恩納岳をそっくりそのまま持ってきてあげます。」と難題を解いたそうだ。それから雄鶏の卵を持って来なさいと言われた。親はもうたいへん心配して寝込んでいたので、「どうしたのですかお父さん、何を心配していますか。」と聞いた。「雄鶏の卵を持って来なさいというが、雄鶏の卵というのは何処にあるかな。」と言ったので、「私が解いて来ます。」と言った。「そうか、おまえは間違いなく解いて来るね。」と言うと、「はい。」と答えて、(モーイは薩摩へ)行った。「どうしてお父さんは来なかったのか。」と言ったので、「お父さんは産気づいていて代わりに私が来ました。」と答えた。すると王様は、「男でも産気づくのか。」と言われたので、「そうだのに、雄鶏の卵を持って来なさいというのはどういうことですか。雄鶏の卵といってもあるのですか。」と難題を解いたそうだ。それから、次の難題は灰で、「灰で綱を綯って来なさい。」ということであった。今度は女の親に「灰で綱を綯って来なさいと言っているがどうしたらいいですか。」と聞くと、「最初綱を綯って、そのまま焼くと灰で綱が綯った形になるのでそうしなさい。」と教えた。そのようにして持って行くと、(王様は)「本当に、おまえは灰で綱を作ったのか。」と言うと、「作って持って来ました。」と答えた。もう、さわると形がくずれるでしょう。灰だから。
全体の記録時間数 3:19
物語の時間数 3:19
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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