
ある所にね、夫婦とね子ども三名いたそうです。あんさーい親はね、両親死んだわけさーや。あんさーい三名の子が残っているわけさ。ある日ね、三名の子はもう親だちもいないしね。あんさーい津波のおこらない話よ、あんさーいうりしーねーや、三名の男の子であったけど、なあ両親は死んで、死んでからに亡くなったわけさ。あんさーい亡くなったからもう子どもたちだけだから、私だちはもうどうやってね、生活をしていこうかと、とても子どもたちは心配してたけど。浜の近くに住んでいたそうさ。浜の近くにね、あんしさぐとぅもう、浜辺にいつも出てね、あの海をながめてね。もうおとうさんのことおかあさんのことを思い出してからにね、やっていたわけさ。毎日という程ね。ある日のことね、一隻の船がよー、一隻の船がやって来てさ。あぬ、やってきて、「あんたたちがなんで毎日ね、こんなところに来ているか。」って聞いたわけさ。「三名ともね、なんで浜辺に立っているか。」って聞いたわけさ。「私たちはね、おとうさんもおかあさんも津波にとられた。」そうで、津波にとられたそうです。取(とぅ)らってぃや、無事なあ子どもが助かったわけさーや。あんさぐとぅ、毎日(めーにち)浜(はーま)に行ぢうりそーてーるばーて。あんさぐとぅそのわけを話してね。そうしたらもう「私があれするから教えてあげるから。」ってね。その船乗りがさ、教えてあげるからりち、あんしたくさんのね、家も何も流されてないからよ。その船乗りがね、材木を積んできてさ。ある日ね、一回はこう聞いてね、「そうか。」ってそのわけを聞いてね。また行ってさ、また来てさ。あんさーい材木を積んで来てよ、「かわいそうないったーやぐとぅや、あんたたちはこれに材木でね、家(うち)に三名とも仲よくして大きく育ちなさい。」って教えて、その材木を渡したわけさーや。あんさーいなあ、子どもたちは、子どもたちの年(とぅし)ぇ覚(うび)てーうらんしがいくちりち、覚えてないけど、親戚のものを頼んで家(うち)を建ててさ、そっちに住んでいたわけさ。あんさーいや、こうしてあの津波のくるのをね、あのなんていうかな、テークテークってあるでしょう。デークデークというその竹みたいなものさーね、あれは、木でなくて、あれはね浜辺に埋めなさいってね。船乗りが教えたそうさーね。あんさーい「そうかねー。」って、親戚の方、村の人にもね、子どもたちがそのわけを話てさ。そんなことを教えよったよー。そうやったらどうしようかね、そうやりましょうってね。浜辺にデークデークを植えたからよ、それが津波がこないようになるから、それを植えたからよ、それが津波ふさぎになっていることを聞いているわけ。
| レコード番号 | 47O372647 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C115 |
| 決定題名 | 津波のおこらない話(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | 津波のおこらない話 |
| 話者名 | 知花シゲ |
| 話者名かな | ちばなしげ |
| 生年月日 | 19091104 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村波平 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第8班 |
| 元テープ番号 | 読谷村波平T03B08 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集9波平の民話 P67 |
| キーワード | 夫婦,子ども三名,津波のおこらない話,船,材木,浜辺にデーク |
| 梗概(こうがい) | ある所にね、夫婦とね子ども三名いたそうです。あんさーい親はね、両親死んだわけさーや。あんさーい三名の子が残っているわけさ。ある日ね、三名の子はもう親だちもいないしね。あんさーい津波のおこらない話よ、あんさーいうりしーねーや、三名の男の子であったけど、なあ両親は死んで、死んでからに亡くなったわけさ。あんさーい亡くなったからもう子どもたちだけだから、私だちはもうどうやってね、生活をしていこうかと、とても子どもたちは心配してたけど。浜の近くに住んでいたそうさ。浜の近くにね、あんしさぐとぅもう、浜辺にいつも出てね、あの海をながめてね。もうおとうさんのことおかあさんのことを思い出してからにね、やっていたわけさ。毎日という程ね。ある日のことね、一隻の船がよー、一隻の船がやって来てさ。あぬ、やってきて、「あんたたちがなんで毎日ね、こんなところに来ているか。」って聞いたわけさ。「三名ともね、なんで浜辺に立っているか。」って聞いたわけさ。「私たちはね、おとうさんもおかあさんも津波にとられた。」そうで、津波にとられたそうです。取(とぅ)らってぃや、無事なあ子どもが助かったわけさーや。あんさぐとぅ、毎日(めーにち)浜(はーま)に行ぢうりそーてーるばーて。あんさぐとぅそのわけを話してね。そうしたらもう「私があれするから教えてあげるから。」ってね。その船乗りがさ、教えてあげるからりち、あんしたくさんのね、家も何も流されてないからよ。その船乗りがね、材木を積んできてさ。ある日ね、一回はこう聞いてね、「そうか。」ってそのわけを聞いてね。また行ってさ、また来てさ。あんさーい材木を積んで来てよ、「かわいそうないったーやぐとぅや、あんたたちはこれに材木でね、家(うち)に三名とも仲よくして大きく育ちなさい。」って教えて、その材木を渡したわけさーや。あんさーいなあ、子どもたちは、子どもたちの年(とぅし)ぇ覚(うび)てーうらんしがいくちりち、覚えてないけど、親戚のものを頼んで家(うち)を建ててさ、そっちに住んでいたわけさ。あんさーいや、こうしてあの津波のくるのをね、あのなんていうかな、テークテークってあるでしょう。デークデークというその竹みたいなものさーね、あれは、木でなくて、あれはね浜辺に埋めなさいってね。船乗りが教えたそうさーね。あんさーい「そうかねー。」って、親戚の方、村の人にもね、子どもたちがそのわけを話てさ。そんなことを教えよったよー。そうやったらどうしようかね、そうやりましょうってね。浜辺にデークデークを植えたからよ、それが津波がこないようになるから、それを植えたからよ、それが津波ふさぎになっていることを聞いているわけ。 |
| 全体の記録時間数 | 4:55 |
| 物語の時間数 | 4:55 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |