
それを作り始めたのは、座喜味城址、座喜味グシクの北側に、クヮッキラという田圃地帯があるようだ。そこはクヮッキラと言っているよ。そこの岩の先端に雀が、米をくわえて行って、そこに食べ残したりして、岩の上の窪に食べ残りの米が集まった。それは雀が食べ残してあるわけだから。そういう雀の状態を、ある田を耕やしている人が見て、珍しいことだ。その岩の側から、その水を飲んでは羽をパタパタさせて、喜んで水を飲んだりして、そういうことをくり返していた。もう喜んで飛んでいるのを見て、もう珍しいことだ。この雀は珍しいことをしていると言って、岩の先端まで登って行った。そうしたら、その食べ残した米は雨が降ると少し水が溜って、その後晴れ間が続いた間に水に浸った米はカラカラになりコージが出来た。そのコージが出来ている中に雨が降って水が溜ってモロミが出来た。〈酒を作るモロミ。今日酒屋でも米を煮てモロミを作っていますよね。それから蒸溜しますからね。〉それを見て、それからモロミを作り出した。〈昔の芋酒でも芋とキビの汁をこのように溜めてやった。〉そのようにして、このお酒は作り出したということである。モロミを作ってから、蒸溜させてですね。この雀が飲んで、喜んで羽をパタパタさせて酔って喜んでいるのを見て、それから酒を作り出したということである。
| レコード番号 | 47O372205 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C096 |
| 決定題名 | 雀酒屋(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 酒の始まり |
| 話者名 | 福地祭良 |
| 話者名かな | ふくじさいりょう |
| 生年月日 | 18941206 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡慶次 |
| 記録日 | 19840327 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡慶次T08B10 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 11 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P8 |
| キーワード | 座喜味城址,クヮッキラ,雀,米,雨,コージ,モロミ,酒屋,蒸溜 |
| 梗概(こうがい) | それを作り始めたのは、座喜味城址、座喜味グシクの北側に、クヮッキラという田圃地帯があるようだ。そこはクヮッキラと言っているよ。そこの岩の先端に雀が、米をくわえて行って、そこに食べ残したりして、岩の上の窪に食べ残りの米が集まった。それは雀が食べ残してあるわけだから。そういう雀の状態を、ある田を耕やしている人が見て、珍しいことだ。その岩の側から、その水を飲んでは羽をパタパタさせて、喜んで水を飲んだりして、そういうことをくり返していた。もう喜んで飛んでいるのを見て、もう珍しいことだ。この雀は珍しいことをしていると言って、岩の先端まで登って行った。そうしたら、その食べ残した米は雨が降ると少し水が溜って、その後晴れ間が続いた間に水に浸った米はカラカラになりコージが出来た。そのコージが出来ている中に雨が降って水が溜ってモロミが出来た。〈酒を作るモロミ。今日酒屋でも米を煮てモロミを作っていますよね。それから蒸溜しますからね。〉それを見て、それからモロミを作り出した。〈昔の芋酒でも芋とキビの汁をこのように溜めてやった。〉そのようにして、このお酒は作り出したということである。モロミを作ってから、蒸溜させてですね。この雀が飲んで、喜んで羽をパタパタさせて酔って喜んでいるのを見て、それから酒を作り出したということである。 |
| 全体の記録時間数 | 3:15 |
| 物語の時間数 | 3:15 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |