屁ひり嫁(シマグチ)

概要

 屁をこくと、もう姑や昔の人たちは、「所がまわず屁をこいて何か。」と叱ったそうだ。叱られたのだが、それに出るものはこれはごめんと、屁は出るわけだ。天皇陛下の前であろうとごめんと、それはどこであろうと出るものは出さなければならない。そして、結婚する時に、「姑の家で屁でもこいたら、あなたは翌日は追い出されてしまう嫁の身であるよ。」と言うと、「追い出されても何をされようとも、屁は出るのだからしかたないよ、私は。」と。(結婚式の日になって)夫の家へ行く際には、お婆さんや、母親がついてきた。「踵だよ。カマルー、あそこに座るときには、尻の中を踵で栓をして座りなさい」と教えた。 そして、「踵だよカマルー。」と言うと、「覚えていますよ。お母さん。」と答えた。もう人の言うことも聞かず、盃がきてもいつも、「踵だよカマルー、カマルー。」と言って、そして、「覚えていますよ。お母さん。」というふうに、覚えているよという意味だね。その道理から屁は天皇陛下の前でこいてもごめんとすまされるそうだ。

再生時間:1:02

民話詳細DATA

レコード番号 47O372145
CD番号 47O37C092
決定題名 屁ひり嫁(シマグチ)
話者がつけた題名 屁ひり嫁
話者名 知花キヨ
話者名かな ちばなきよ
生年月日 19121016
性別
出身地 沖縄県読谷村儀間
記録日 19770221
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第14班
元テープ番号 読谷村渡慶次T06B04
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 13
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P132
キーワード 屁,結婚,姑の家,踵だよカマル
梗概(こうがい)  屁をこくと、もう姑や昔の人たちは、「所がまわず屁をこいて何か。」と叱ったそうだ。叱られたのだが、それに出るものはこれはごめんと、屁は出るわけだ。天皇陛下の前であろうとごめんと、それはどこであろうと出るものは出さなければならない。そして、結婚する時に、「姑の家で屁でもこいたら、あなたは翌日は追い出されてしまう嫁の身であるよ。」と言うと、「追い出されても何をされようとも、屁は出るのだからしかたないよ、私は。」と。(結婚式の日になって)夫の家へ行く際には、お婆さんや、母親がついてきた。「踵だよ。カマルー、あそこに座るときには、尻の中を踵で栓をして座りなさい」と教えた。 そして、「踵だよカマルー。」と言うと、「覚えていますよ。お母さん。」と答えた。もう人の言うことも聞かず、盃がきてもいつも、「踵だよカマルー、カマルー。」と言って、そして、「覚えていますよ。お母さん。」というふうに、覚えているよという意味だね。その道理から屁は天皇陛下の前でこいてもごめんとすまされるそうだ。
全体の記録時間数 1:02
物語の時間数 1:02
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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