
ところで昔は、住み込みのかたちで日雇いを使っていた。昔は一ケ月五円を貰って住み込みで、そこにいて畑仕事をしていた。そうしていたが、主人とその日雇いとは食事は一緒にはあげず、もう主人の分は別にして食べていた。もう日雇い人夫、弟子たちにはそんなにあげなかったのでしょう。また、牛に、八月ぬ葉といって牛の草になるものがあった。あずきの葉、あずきの葉、これは昔は、食用の豆にしたり牛の草にできるということで、たくさん植えてあった。三百坪も植えていた。そこで、「おまえも草をあげれば食うがね午。」「八月ぬ葉もあげれば食うがね午。」と、その日雇いが牛に、草をやりながら話をしたそうだ。シチビ(注)でも何であっても(食物も)あげなかったのでしょうね。その下男には。それで、牛は何も言わないが、その日雇がそう言ったという話。「おまえも私もあげれば食べる。食べさせれば食べる。おまえも八月の葉もくれれば食べるのにね、牛。」と草をやったそうだ。ひもじくさせていたのでしょうね。ただ使用人であるということでね。
| レコード番号 | 47O372133 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C092 |
| 決定題名 | 牛と下男(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 牛と下男 |
| 話者名 | 山城ウシ |
| 話者名かな | やましろうし |
| 生年月日 | 19021130 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡慶次 |
| 記録日 | 19770816 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第15班 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡慶次T06A20 |
| 元テープ管理者 | 読谷村率歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 昔話は祖父母、両親から聞いた。 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P104 |
| キーワード | 住み込み,日雇い,牛,八月ぬ葉,あずきの葉 |
| 梗概(こうがい) | ところで昔は、住み込みのかたちで日雇いを使っていた。昔は一ケ月五円を貰って住み込みで、そこにいて畑仕事をしていた。そうしていたが、主人とその日雇いとは食事は一緒にはあげず、もう主人の分は別にして食べていた。もう日雇い人夫、弟子たちにはそんなにあげなかったのでしょう。また、牛に、八月ぬ葉といって牛の草になるものがあった。あずきの葉、あずきの葉、これは昔は、食用の豆にしたり牛の草にできるということで、たくさん植えてあった。三百坪も植えていた。そこで、「おまえも草をあげれば食うがね午。」「八月ぬ葉もあげれば食うがね午。」と、その日雇いが牛に、草をやりながら話をしたそうだ。シチビ(注)でも何であっても(食物も)あげなかったのでしょうね。その下男には。それで、牛は何も言わないが、その日雇がそう言ったという話。「おまえも私もあげれば食べる。食べさせれば食べる。おまえも八月の葉もくれれば食べるのにね、牛。」と草をやったそうだ。ひもじくさせていたのでしょうね。ただ使用人であるということでね。 |
| 全体の記録時間数 | 1:42 |
| 物語の時間数 | 1:42 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |