馬鹿でも総領(方言混)

概要

昔、ある処に男の子が三人いたそうですが、親がその三男に、「あなたは親孝行はどんなにしたいと思うか。」と聞いたら、「一里四方屋敷を囲って、そこに別荘を建て住んでもらおうと思う。」と。次男に聞いたら、「二階家を建てて、そこに住んでもらう。」という。長男に聞いたら、長男は「何も欲しくはないが、山羊のくそと唐がらしが欲しい。」と言った。「それは何に使うか。」と聞くと、「二人の口に山羊のくそと唐がらしをすり込んでやりたい。」と言った。「私はこの二人は弟だからと思って馬鹿扱いされても、我慢しているんだけど、弟達が馬鹿扱いするので、お父さんまでも、私を馬鹿だと思っているけれど、私は馬鹿ではありません。今でさえも屋敷の草も取らんで遊んでばかりで、私に屋敷の掃除もさせている弟達が一里四方屋敷を囲ったら、草ぼうぼうさせて、お父さんを余計苦労させることになるでしょう。だから口の開くまま、言いたい放題ものをいうから、この二人の口に、山羊のくそと唐がらしをすり込んでやりたい。」という。なるほど、年上は年上の敬い、年下は年下の教え方があるものだといって、「うー、ふー」「いー」という言葉があるそうです。

再生時間:1:34

民話詳細DATA

レコード番号 47O372011
CD番号 47O37C087
決定題名 馬鹿でも総領(方言混)
話者がつけた題名 馬鹿でも総領
話者名 福地蔡孝
話者名かな ふくじさいこう
生年月日 18960925
性別
出身地 沖縄県読谷村渡慶次
記録日 19770221
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第10班
元テープ番号 読谷村渡慶次T02B11
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 12
発句(ほっく) えーむかしあるところに
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P97
キーワード 三人の息子,親孝行,三男は一理四方の土地に家を建る,二男は二階建ての家,長男,ヤギの糞ととうがらしを混ぜて弟達の口にすりこんでやりたいと言った。普段から弟達は自分を馬鹿扱いして草取りも全部自分にさせているくせに、一理四方の土地の草はどうするんだと言い、かえって親を苦しませるだけだと言う。だから口から出まかせを言うその口に山羊の糞ととういがらしを混ぜたのをすりこんでやると言う。その時からウー、フー、イーをするようになった。
梗概(こうがい) 昔、ある処に男の子が三人いたそうですが、親がその三男に、「あなたは親孝行はどんなにしたいと思うか。」と聞いたら、「一里四方屋敷を囲って、そこに別荘を建て住んでもらおうと思う。」と。次男に聞いたら、「二階家を建てて、そこに住んでもらう。」という。長男に聞いたら、長男は「何も欲しくはないが、山羊のくそと唐がらしが欲しい。」と言った。「それは何に使うか。」と聞くと、「二人の口に山羊のくそと唐がらしをすり込んでやりたい。」と言った。「私はこの二人は弟だからと思って馬鹿扱いされても、我慢しているんだけど、弟達が馬鹿扱いするので、お父さんまでも、私を馬鹿だと思っているけれど、私は馬鹿ではありません。今でさえも屋敷の草も取らんで遊んでばかりで、私に屋敷の掃除もさせている弟達が一里四方屋敷を囲ったら、草ぼうぼうさせて、お父さんを余計苦労させることになるでしょう。だから口の開くまま、言いたい放題ものをいうから、この二人の口に、山羊のくそと唐がらしをすり込んでやりたい。」という。なるほど、年上は年上の敬い、年下は年下の教え方があるものだといって、「うー、ふー」「いー」という言葉があるそうです。
全体の記録時間数 1:34
物語の時間数 1:34
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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