雀孝行(方言)

概要

この話は、カーラカントゥイ(川蝉)とユムドゥヤー(雀)二人の話だよ。「親の見舞いに行こう。やがて亡くなりそうだから、とにかく見舞って来よう。」と言ったらカーラカントゥイは、「着物もきれいな着物を着けてから行く。」と言った。きれいな着物をこれから織り、それを着けて親の所へは行くと言ったようだね。また雀の方は、「ボロ服を着けていても親孝行しなければ。」と言い、一人で先に行ったそうだ。そして、親の言い分では、雀に向かって、「お前はね、こんな親孝行をしているから、ボロ服を着けていても親孝行をしているから、米倉の辺りから、金持ちの米倉を渡り歩き、そこで物を食べるといいよ。」と遺言したようだ。一方、カーラカントゥイは、「お前は親不孝者だから、朝夕、川辺で尻を濡らしていなさい。」と親に言われた。カーラカントゥイは、いつも尻を濡らして歩いていると、昔の伝えがあるんだよ。それから、クラーぐゎーは、昔から瓦屋の軒下に住みついて、米ばかりを食べているんだよ。また、カーラカントゥイは、ひたすら川辺で尻を上げ下げして尻を濡らしたりしている。必ず尻を川面につっこんでいるよ。カーラカントゥイは、とても美しいが、精神が悪かったという意味だね。「お前は親不孝者だから、朝夕尻を濡らしていなさい。」と親からの遺言だった。ユムドゥヤーは、ボロ服を着けていても親孝行をしたので、後には徳をしたそうだ。親孝行をさせるためにとにかくそんな話があったと思う。カーラカントゥイは、どんなに寒い冬でもいつも尻を濡らしたまんまでいるよ。

再生時間:2:20

民話詳細DATA

レコード番号 47O371889
CD番号 47O37C082
決定題名 雀孝行(方言)
話者がつけた題名 雀孝行
話者名 知花昌輝
話者名かな ちばなしょうき
生年月日 19140930
性別
出身地 沖縄県読谷村宇座
記録日 19830312
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村宇座T11B04
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 11
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集6宇座の民話 P3
キーワード カーラカントゥイ,ユムドゥヤー,親の見舞い,きれいな着物,雀はボロ服,親孝行,米倉の辺り,親不孝者,川辺で尻を濡らしていなさい
梗概(こうがい) この話は、カーラカントゥイ(川蝉)とユムドゥヤー(雀)二人の話だよ。「親の見舞いに行こう。やがて亡くなりそうだから、とにかく見舞って来よう。」と言ったらカーラカントゥイは、「着物もきれいな着物を着けてから行く。」と言った。きれいな着物をこれから織り、それを着けて親の所へは行くと言ったようだね。また雀の方は、「ボロ服を着けていても親孝行しなければ。」と言い、一人で先に行ったそうだ。そして、親の言い分では、雀に向かって、「お前はね、こんな親孝行をしているから、ボロ服を着けていても親孝行をしているから、米倉の辺りから、金持ちの米倉を渡り歩き、そこで物を食べるといいよ。」と遺言したようだ。一方、カーラカントゥイは、「お前は親不孝者だから、朝夕、川辺で尻を濡らしていなさい。」と親に言われた。カーラカントゥイは、いつも尻を濡らして歩いていると、昔の伝えがあるんだよ。それから、クラーぐゎーは、昔から瓦屋の軒下に住みついて、米ばかりを食べているんだよ。また、カーラカントゥイは、ひたすら川辺で尻を上げ下げして尻を濡らしたりしている。必ず尻を川面につっこんでいるよ。カーラカントゥイは、とても美しいが、精神が悪かったという意味だね。「お前は親不孝者だから、朝夕尻を濡らしていなさい。」と親からの遺言だった。ユムドゥヤーは、ボロ服を着けていても親孝行をしたので、後には徳をしたそうだ。親孝行をさせるためにとにかくそんな話があったと思う。カーラカントゥイは、どんなに寒い冬でもいつも尻を濡らしたまんまでいるよ。
全体の記録時間数 2:20
物語の時間数 2:20
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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