白銀堂由来(共通語混)

概要

夫は勤め人だったようだ。勤めに出ている人は、出張や研修もあるでしょう。それで、夫が出たときに、出張したときに、母親と妻と二人しか家にいなかった。母親は男の格好をして、嫁といっしょにいつも寝ていた。盗人が入ったら大変といってね。それから、ひょっこり夫は家に帰ってきた。何か忘れ物を取りにと帰って来ると、男と女、夫婦が寝ていた。それで怒ってね。殺してやろう、殺してやろうと思ったが、一応は布団をあけて見てからにしようと、あけて見ると、自分の母親と妻であった。「アッサミヨー」と(胸をなでおろし)そのときからただただ親のことを考えてはいけないと思った。今度はまた、大和に行って大和に行って、金のことでね、金のことで、大和の人に自分が殺される間際になってしまった。すると、「意地が出たら手を引きなさい手が出たら意地を引きなさい。」ということで、自分もやがて妻や母親を殺すところだったと、あの瞬間を思い出してそのことを言った。大和の人は、何か言っていたなあと。「意地が出たら手を引きなさい手が出たら意地を引きなさい」と言われたので、何か言っていたなあと、「何を言ったか。」「こうこうだよ私もこんなこともあったよ。」と話した。それから、その人もまた、非常に感動してね。気持ちも治まったという話である。このこともあって、金を貸りた関係があったのでしょう。お金を返しに持って行くと、「あなたのおかげで私は金もたくさん儲けました。」と、持ってきたお金も「要りません。」と言った。今度はもう二人とも恩義があると、「ああ、お金なんか取る必要はない。あなたに助けられたんだからあの当時、私が死んでおったらどうなりよったのか。」と両方そのように言った。それで、そのお金をね、穴掘って埋めたところが白銀堂だそうだ。誰も取らなかったので、そこに埋めたという話だがね。今頃は(お金は)ないでしょう。

再生時間:3:21

民話詳細DATA

レコード番号 47O371843
CD番号 47O37C080
決定題名 白銀堂由来(共通語混)
話者がつけた題名 白銀堂由来
話者名 新城平永
話者名かな あらしろへいえい
生年月日 19210305
性別
出身地 沖縄県読谷村宇座
記録日 19830302
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村宇座T10B05
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集6宇座の民話 P245
キーワード 夫は勤め人,母親と妻,母親は男の格好,盗人,忘れ物,男と女、夫婦が寝ていた,殺してやろう,金,大和の人に自分が殺される,意地が出たら手を引きなさい手が出たら意地を引きなさい,白銀堂
梗概(こうがい) 夫は勤め人だったようだ。勤めに出ている人は、出張や研修もあるでしょう。それで、夫が出たときに、出張したときに、母親と妻と二人しか家にいなかった。母親は男の格好をして、嫁といっしょにいつも寝ていた。盗人が入ったら大変といってね。それから、ひょっこり夫は家に帰ってきた。何か忘れ物を取りにと帰って来ると、男と女、夫婦が寝ていた。それで怒ってね。殺してやろう、殺してやろうと思ったが、一応は布団をあけて見てからにしようと、あけて見ると、自分の母親と妻であった。「アッサミヨー」と(胸をなでおろし)そのときからただただ親のことを考えてはいけないと思った。今度はまた、大和に行って大和に行って、金のことでね、金のことで、大和の人に自分が殺される間際になってしまった。すると、「意地が出たら手を引きなさい手が出たら意地を引きなさい。」ということで、自分もやがて妻や母親を殺すところだったと、あの瞬間を思い出してそのことを言った。大和の人は、何か言っていたなあと。「意地が出たら手を引きなさい手が出たら意地を引きなさい」と言われたので、何か言っていたなあと、「何を言ったか。」「こうこうだよ私もこんなこともあったよ。」と話した。それから、その人もまた、非常に感動してね。気持ちも治まったという話である。このこともあって、金を貸りた関係があったのでしょう。お金を返しに持って行くと、「あなたのおかげで私は金もたくさん儲けました。」と、持ってきたお金も「要りません。」と言った。今度はもう二人とも恩義があると、「ああ、お金なんか取る必要はない。あなたに助けられたんだからあの当時、私が死んでおったらどうなりよったのか。」と両方そのように言った。それで、そのお金をね、穴掘って埋めたところが白銀堂だそうだ。誰も取らなかったので、そこに埋めたという話だがね。今頃は(お金は)ないでしょう。
全体の記録時間数 3:21
物語の時間数 3:21
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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