
バッタに教わった男と女の交わりの話である。昔、もう世の始まりだったのでしょう。天から神様が、男と女を連れて降りて来て、「お前たちは、こっちで暮らしなさい。」と、二人連れて来て、置き去りにしたようだ。そして、「仲良くしなさいよ、そうすれば、必ずあの、お前たちの仲間が多くなって来るからね。」と言うと、「それで人間は、どこから来るのですか。」と聞いた。「お前のお腹の中から、出て来るよ。」と答えたので、びっくりしたようだ。そして、何もかも聞こうとしたら、「何時かは、お前たちも分るであろう。それまでは、話は聞かなくてもよい。」と言って、(神様は)天に帰って行かれたそうだ。そこへ、バッタが飛んで来たようだ。バッタが飛んで来て、交尾しているのを目の前で二人見たそうだ。「珍しいことだ。」と、二人珍しがっていた。もう雌と雄が重なって居るのだから、こんな不思議なことは、始めて見るものだから、男が、「私達もあんなふうにしてみよう。」と言った。女は、「それではやってみよう。」と応じた。それから始まって、これは痛くもないし、楽しいので、癖がついてしまった。そして、昨日、一昨日やったように、今日もやってみようと、何回も繰り返しているうちに、後は、妊娠して子どもができて、国を作ったという話である。これは、人間がバッタに教わった話だそうだ。
| レコード番号 | 47O371812 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C078 |
| 決定題名 | 人間の始まり(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | 人間の始まり |
| 話者名 | 新城平永 |
| 話者名かな | あらしろへいえい |
| 生年月日 | 19210305 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19830222 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T09A08 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P195 |
| キーワード | バッタに教わった男と女の交わり,世の始まり,天から神様,男と女を置き去り,バッタが交尾,妊娠 |
| 梗概(こうがい) | バッタに教わった男と女の交わりの話である。昔、もう世の始まりだったのでしょう。天から神様が、男と女を連れて降りて来て、「お前たちは、こっちで暮らしなさい。」と、二人連れて来て、置き去りにしたようだ。そして、「仲良くしなさいよ、そうすれば、必ずあの、お前たちの仲間が多くなって来るからね。」と言うと、「それで人間は、どこから来るのですか。」と聞いた。「お前のお腹の中から、出て来るよ。」と答えたので、びっくりしたようだ。そして、何もかも聞こうとしたら、「何時かは、お前たちも分るであろう。それまでは、話は聞かなくてもよい。」と言って、(神様は)天に帰って行かれたそうだ。そこへ、バッタが飛んで来たようだ。バッタが飛んで来て、交尾しているのを目の前で二人見たそうだ。「珍しいことだ。」と、二人珍しがっていた。もう雌と雄が重なって居るのだから、こんな不思議なことは、始めて見るものだから、男が、「私達もあんなふうにしてみよう。」と言った。女は、「それではやってみよう。」と応じた。それから始まって、これは痛くもないし、楽しいので、癖がついてしまった。そして、昨日、一昨日やったように、今日もやってみようと、何回も繰り返しているうちに、後は、妊娠して子どもができて、国を作ったという話である。これは、人間がバッタに教わった話だそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:24 |
| 物語の時間数 | 2:24 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |