
普天間宮ね、そこの話なんだが。もしあなたが大そう美人だとして、ある侍と(恋仲になったとしよう)昔は、侍と百姓では身分の差があったから。そして、そんな身分の差があったので、その娘の親は、「それほどの侍とお前が夫婦になるということは、釣り合わないから。」と言った。しかし、本人は、もうその侍といっしょになりたくて、がまんできなくなっていた。ついには、辛抱しきれずに、普天間宮に行ったそうだ。多分、侍と娘は約束してあったはずだ。それは、ウーなんでしょうね。芭蕉糸の紐があるでしょう。娘はそのウーを引いて行き、「私は先にあそこへ行っておくからね。あなたもこの糸を辿って来て下さいね。」という話だよ。そうだったと思うよ。娘の親達は、「侍、お前は百姓、侍と百姓の身分の差は夫婦として釣り合わないから。」と、どうしても一緒にさせないとしていた。しかし、本人はすでに会っていて、「私がこうすると、あなたはどうして下さいね。私はもう家にいたくないので、壕にこもるから、この糸を引っぱって行くから、その糸が切れた所で私と会えるはずだから。」と、二人相談してあったんでしょうね。
| レコード番号 | 47O371532 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C067 |
| 決定題名 | 普天間権現(方言) |
| 話者がつけた題名 | 普天間宮の話 |
| 話者名 | 金城サダ |
| 話者名かな | きんじょうさだ |
| 生年月日 | 19100115 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19770228 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第14班 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T01B05 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | アシビ |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P247 |
| キーワード | 普天間宮,美人,侍と恋仲,身分の差,芭蕉糸 |
| 梗概(こうがい) | 普天間宮ね、そこの話なんだが。もしあなたが大そう美人だとして、ある侍と(恋仲になったとしよう)昔は、侍と百姓では身分の差があったから。そして、そんな身分の差があったので、その娘の親は、「それほどの侍とお前が夫婦になるということは、釣り合わないから。」と言った。しかし、本人は、もうその侍といっしょになりたくて、がまんできなくなっていた。ついには、辛抱しきれずに、普天間宮に行ったそうだ。多分、侍と娘は約束してあったはずだ。それは、ウーなんでしょうね。芭蕉糸の紐があるでしょう。娘はそのウーを引いて行き、「私は先にあそこへ行っておくからね。あなたもこの糸を辿って来て下さいね。」という話だよ。そうだったと思うよ。娘の親達は、「侍、お前は百姓、侍と百姓の身分の差は夫婦として釣り合わないから。」と、どうしても一緒にさせないとしていた。しかし、本人はすでに会っていて、「私がこうすると、あなたはどうして下さいね。私はもう家にいたくないので、壕にこもるから、この糸を引っぱって行くから、その糸が切れた所で私と会えるはずだから。」と、二人相談してあったんでしょうね。 |
| 全体の記録時間数 | 1:46 |
| 物語の時間数 | 1:46 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |