
むかし、降参した話だがね。(これは)大人達の話を傍で聞いた話だよ。それは、ある仲間が集まって、「さあ、今日は意地試しをしてみよう。」との話だったがね。「それでは、どのようにして意地試しをするか」と聞いたら、 「皆が怖くて行けないところに言って、そこに、杭を打って来たりしてそして、それの出来る者は、大変もう、意地がある者だということにしよう。まずは試してみよ。」ということになった。そして、「誰ができる」「誰が出来ない」とょんて、言い争いをして、もう、しまいには、そこに行って、杭を打てる者には、皆からお金を集めて、(褒美として)あげるということになった。ある人が、「それでは私が行く。」と言って、そうして、杭とハンマーを持ってきた。(人々が)「お前が確かにできるか。」と行くと、「確かにできる」と答えた。そして、(その人がそこに)行って杭を打って、それから慌てふためいてしまって自分の着物の裾を広げていたので、その着物の裾の上からその杭を地面に打ちつけた。もう、打ったと思って、喜んでうちに帰ろうとしたら、(着物が)引っぱられたので、もう、この人はここで気絶してしまった。そうしているうちに、集まっている仲間は、「今もって来ないけど、これは、バブにげも噛まれているのでは。」と思い、後見しに行ってみると、「この人は、もう、自分ょ着物の裾の上から杭を打って(そうとは知らずに)もう、大変驚きそこに気絶して倒れているんだなあ。」と思った。それから、この人を皆で抱き起こしてやると、しばらくしてもう行きを吹き返して一緒に帰って行ったという話だよ。
| レコード番号 | 47O371143 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C050 |
| 決定題名 | 意地試し(方言) |
| 話者がつけた題名 | 肝試し |
| 話者名 | 玉城功栄 |
| 話者名かな | たましろこうえい |
| 生年月日 | 19040615 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡慶次 |
| 記録日 | 19770508 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第8班 |
| 元テープ番号 | 読谷村伊良皆T12B13 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | んかし |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集1伊良皆の民話 P209 |
| キーワード | 降参,意地試し,杭を打つ,褒美にお金,着物の裾に杭,気絶 |
| 梗概(こうがい) | むかし、降参した話だがね。(これは)大人達の話を傍で聞いた話だよ。それは、ある仲間が集まって、「さあ、今日は意地試しをしてみよう。」との話だったがね。「それでは、どのようにして意地試しをするか」と聞いたら、 「皆が怖くて行けないところに言って、そこに、杭を打って来たりしてそして、それの出来る者は、大変もう、意地がある者だということにしよう。まずは試してみよ。」ということになった。そして、「誰ができる」「誰が出来ない」とょんて、言い争いをして、もう、しまいには、そこに行って、杭を打てる者には、皆からお金を集めて、(褒美として)あげるということになった。ある人が、「それでは私が行く。」と言って、そうして、杭とハンマーを持ってきた。(人々が)「お前が確かにできるか。」と行くと、「確かにできる」と答えた。そして、(その人がそこに)行って杭を打って、それから慌てふためいてしまって自分の着物の裾を広げていたので、その着物の裾の上からその杭を地面に打ちつけた。もう、打ったと思って、喜んでうちに帰ろうとしたら、(着物が)引っぱられたので、もう、この人はここで気絶してしまった。そうしているうちに、集まっている仲間は、「今もって来ないけど、これは、バブにげも噛まれているのでは。」と思い、後見しに行ってみると、「この人は、もう、自分ょ着物の裾の上から杭を打って(そうとは知らずに)もう、大変驚きそこに気絶して倒れているんだなあ。」と思った。それから、この人を皆で抱き起こしてやると、しばらくしてもう行きを吹き返して一緒に帰って行ったという話だよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:48 |
| 物語の時間数 | 2:48 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |