
あれ、(モウフンコクシ)は、漢という国から沖繩に来て、沖繩を混乱させたようだ。あれは、最初の幕はね、こうだ。あれ(モウフンの幕)は開けてはいけない。八重洲岳にあれは埋められているようだな。この昔は、海から大きなメカル石という、石の硬い石があったようだよ。その中の、この石を丁度箱のように刳り貫いてね。昔は、道具もあんまり良い道具はなかったはずだが、斧で削って、丁度、石はもうま丸だが、このように角を出して造り、そのモウフンを殺して入れたようだな。もう、モウフンという人を入れて、蓋にしても何百斥もする石で蓋はおおわれているので、誰にも開けることができないほど埋められていた。この首里城の役人達のなかに、利勇という人がいたようだ。沖繩は日照りになったり風が吹いたりするので、「このモウフンという人を埋めたために、風が吹いたり暴風もまた、日照りになったりすにから、それを開けて出しなさい。」と言ったようだ。「(墓を)開けて出しなさい。」と言うと、「いや、これは世々、いつになっても出すなという書き置きがあるから、それを出してはいけない。」と言ったようだよ。摂政三司官が。摂政三司官が「それはもう、出してはいけない。」と言うと、必ず、その利勇が「これを出さないと、沖繩はまた、別の国から来て邪魔されるから、これを出してどうにかしなさい。」き言ったので、その人の言うとおり、(モウフンを墓から)出したようだ。出してみるは、(モウフンは)化けてもう、侍達は全員、それに退治されてね。退治されたので、沖繩は騒動になって、(そこへ)良い事に、内地から為朝という人がいらっしゃったが、彼にもしったりとは退治できないでね、その子の、為朝の刳の世になって、退治したという話だ。
| レコード番号 | 47O371051 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C046 |
| 決定題名 | モウフンコクシ(方言) |
| 話者がつけた題名 | モウフンコクシ |
| 話者名 | 伊波蒲戸 |
| 話者名かな | いはかまど |
| 生年月日 | 18940613 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村伊良皆 |
| 記録日 | 19770508 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第1班 |
| 元テープ番号 | 読谷村伊良皆T09A05 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 海賊,沖繩,八重洲岳,海から大きなメカル石,モウフンを殺して入れた,首里城の役人,利勇,日照り,暴風,摂政三司官,為朝 |
| 梗概(こうがい) | あれ、(モウフンコクシ)は、漢という国から沖繩に来て、沖繩を混乱させたようだ。あれは、最初の幕はね、こうだ。あれ(モウフンの幕)は開けてはいけない。八重洲岳にあれは埋められているようだな。この昔は、海から大きなメカル石という、石の硬い石があったようだよ。その中の、この石を丁度箱のように刳り貫いてね。昔は、道具もあんまり良い道具はなかったはずだが、斧で削って、丁度、石はもうま丸だが、このように角を出して造り、そのモウフンを殺して入れたようだな。もう、モウフンという人を入れて、蓋にしても何百斥もする石で蓋はおおわれているので、誰にも開けることができないほど埋められていた。この首里城の役人達のなかに、利勇という人がいたようだ。沖繩は日照りになったり風が吹いたりするので、「このモウフンという人を埋めたために、風が吹いたり暴風もまた、日照りになったりすにから、それを開けて出しなさい。」と言ったようだ。「(墓を)開けて出しなさい。」と言うと、「いや、これは世々、いつになっても出すなという書き置きがあるから、それを出してはいけない。」と言ったようだよ。摂政三司官が。摂政三司官が「それはもう、出してはいけない。」と言うと、必ず、その利勇が「これを出さないと、沖繩はまた、別の国から来て邪魔されるから、これを出してどうにかしなさい。」き言ったので、その人の言うとおり、(モウフンを墓から)出したようだ。出してみるは、(モウフンは)化けてもう、侍達は全員、それに退治されてね。退治されたので、沖繩は騒動になって、(そこへ)良い事に、内地から為朝という人がいらっしゃったが、彼にもしったりとは退治できないでね、その子の、為朝の刳の世になって、退治したという話だ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:10 |
| 物語の時間数 | 方言 |
| 言語識別 | ◎ |
| 音源の質 | 可 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |