
伊良皆の根人の所にあった話である。根人の上の親祖先は犬を飼っていたそうだ。犬を飼っていたそうだが、その犬は、大変命知らずの犬で、子ども達が入っている墓などを開けて餌を漁ったり、また悪い事をしたり何しかりして、たいへん邪魔になっている犬だったそうだ。そうだったそうだが、その犬の飼主が、「ああ、このような犬は、これは殺すにも殺せない。是非、遠い山原で捨ててこよう。」と思い、高江新川にその犬を一緒に連れて行ったそうだ。そして、向こうに行って捨てようとしたのだが、その高江新川という所は、昔から野蛮な所、盗人の所であった。そこへ根人が、犬の主が来たので、すぐさま「やっつけてやろう」とそこの野蛮人は「やっつけてやろう」といって襲い掛かって来た野で、(根人は)もう驚いてしまった。ところが、その根人衆は犬を連れていたので、その犬が盗人の首筋に喰いついて、それで自分(根人)の命が助かったという話がある。〈犬というのは、なかなか大切なものだと思っている。〉
| レコード番号 | 47O370983 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C044 |
| 決定題名 | 伊良皆の根人と犬(方言) |
| 話者がつけた題名 | 伊良皆の根人の犬 |
| 話者名 | 松田信正 |
| 話者名かな | まつだしんしょう |
| 生年月日 | 18961027 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村伊良皆 |
| 記録日 | 19770223 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第14班 |
| 元テープ番号 | 読谷村伊良皆T06A12 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集1伊良皆の民話 P292 |
| キーワード | 伊良皆の根人,大変命知らずの犬,墓,悪い事,邪魔,山原に捨てに,高江新川,野蛮な所,盗人の所,犬が盗人の首筋に喰いついた |
| 梗概(こうがい) | 伊良皆の根人の所にあった話である。根人の上の親祖先は犬を飼っていたそうだ。犬を飼っていたそうだが、その犬は、大変命知らずの犬で、子ども達が入っている墓などを開けて餌を漁ったり、また悪い事をしたり何しかりして、たいへん邪魔になっている犬だったそうだ。そうだったそうだが、その犬の飼主が、「ああ、このような犬は、これは殺すにも殺せない。是非、遠い山原で捨ててこよう。」と思い、高江新川にその犬を一緒に連れて行ったそうだ。そして、向こうに行って捨てようとしたのだが、その高江新川という所は、昔から野蛮な所、盗人の所であった。そこへ根人が、犬の主が来たので、すぐさま「やっつけてやろう」とそこの野蛮人は「やっつけてやろう」といって襲い掛かって来た野で、(根人は)もう驚いてしまった。ところが、その根人衆は犬を連れていたので、その犬が盗人の首筋に喰いついて、それで自分(根人)の命が助かったという話がある。〈犬というのは、なかなか大切なものだと思っている。〉 |
| 全体の記録時間数 | 1:45 |
| 物語の時間数 | 1:45 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |