
また、ギジムン、マジムンの話をしてみよう。昔は青年達が沢山集まって話をすると、きまって、「マジムンは居るか」「ギジムンは居るか」という話だったようだが。これはある所でのこと、その、友達同士が自分の(互いに)思っている女が亡くなって、信だようだ。死んでしまったので、「さあ、あの女を、君は寝てるのを起こして話できるかできないか?」と(一人が他方に)聞いたようだ。すると、「ああ、君にはだめだ、私にしかできない。」と答えた。そうして、その男は、青年は墓へ行って、その棺を開けて〈その棺中の人は、死んでしらまだ二、三日内だったようだね、二、三日内なんだが〉棺を開けてあれしたそうだ。そうして、(男は)その女を抱いてこうして出そうとすると、すぐその女は歯を食いたてて、歯を食いたてて、すぐかみついてきたようだ。歯を食いたてられたので、その男は、「なにを!君がやるというのか!」といって、すぐさま、つかまえてたたきつけたようだ。だから、この賭というのはするものではない。その棺に入っていたのは誰かというと、先に賭をしかけた男が、その女を側にとってよけて、自分がその棺箱に入っていたそうだ。棺箱にと言っていたために、たたきつけられてしまって、その男はもう、自分で計略をたてておいてもう、自分でいたずらして、たたきつけられて、自分自身をそこねたという話だ。だから、これはよく注意しないといけないと思っている。
| レコード番号 | 47O370980 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C044 |
| 決定題名 | 棺箱の女(方言) |
| 話者がつけた題名 | キジムン、マジムンの話 |
| 話者名 | 松田信正 |
| 話者名かな | まつだしんしょう |
| 生年月日 | 18961027 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村伊良皆 |
| 記録日 | 19770223 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第14班 |
| 元テープ番号 | 読谷村伊良皆T06A09 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集1伊良皆の民話 P209 |
| キーワード | キジムン,マジムン,青年達,友達同士,思っている女が亡くなった,寝てるのを起こす,墓,棺,かみついた,賭 |
| 梗概(こうがい) | また、ギジムン、マジムンの話をしてみよう。昔は青年達が沢山集まって話をすると、きまって、「マジムンは居るか」「ギジムンは居るか」という話だったようだが。これはある所でのこと、その、友達同士が自分の(互いに)思っている女が亡くなって、信だようだ。死んでしまったので、「さあ、あの女を、君は寝てるのを起こして話できるかできないか?」と(一人が他方に)聞いたようだ。すると、「ああ、君にはだめだ、私にしかできない。」と答えた。そうして、その男は、青年は墓へ行って、その棺を開けて〈その棺中の人は、死んでしらまだ二、三日内だったようだね、二、三日内なんだが〉棺を開けてあれしたそうだ。そうして、(男は)その女を抱いてこうして出そうとすると、すぐその女は歯を食いたてて、歯を食いたてて、すぐかみついてきたようだ。歯を食いたてられたので、その男は、「なにを!君がやるというのか!」といって、すぐさま、つかまえてたたきつけたようだ。だから、この賭というのはするものではない。その棺に入っていたのは誰かというと、先に賭をしかけた男が、その女を側にとってよけて、自分がその棺箱に入っていたそうだ。棺箱にと言っていたために、たたきつけられてしまって、その男はもう、自分で計略をたてておいてもう、自分でいたずらして、たたきつけられて、自分自身をそこねたという話だ。だから、これはよく注意しないといけないと思っている。 |
| 全体の記録時間数 | 2:42 |
| 物語の時間数 | 2:42 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |