石敢当(方言)

概要

昔、唐にあったことだよ。その唐のある女が、容姿はそれほど美しくなく、むしろ悪く生まれたようだね。そこで、昔は、井戸や池は身近かにあり、常に利用していた。その(容姿の悪い)女が井戸に水汲みに行くと、若者達が「お前の夫になるやつは誰だ。」と、はやしたてた。ついには、「お前は、この井戸の神様と一緒になるがいいよ。」と、ある女の人に言われた。その女に言われた夜から、夜眠ろうとすると、全身が冷たくなったり、わけもなく井戸へ行ったりして、ずっとそのようなことが続いた。そして、妊娠し男の子を生んだようだね。皆が「誰の子だ。」と聞いても、「誰の子なのか、私には分らない。あの夜から、急に身体が冷たくなったりしただけだ。井戸へ行ったりしただけだ。誰の子でもない!分らない!。」と、ただそう言った。そうして、その男の子は、「その子が井戸の神様の子なら石敢当と付けなさい。」と言われ、石敢当と名付けたようだね。その石敢当は、非常に秀れていて偉い人になったという話だがね。何になられたか、それは分らないが。それに、この石敢当はとても霊力が高く、力も強かったのか、T字形の道の突き当たる所には、その人の名前を、「石敢当」と書いて、今でも、沖縄のあちらこちらに、建てられているようである。

再生時間:1:58

民話詳細DATA

レコード番号 47O370789
CD番号 47O37C036
決定題名 石敢当(方言)
話者がつけた題名 石敢当
話者名 神谷カマド
話者名かな かみやかまど
生年月日 19020608
性別
出身地 沖縄県読谷村瀬名波
記録日 19810425
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村瀬名波T10B15
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 20,80
発句(ほっく) んかし
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集4瀬名波の民話 P220
キーワード 唐,女,不美人,井戸,池,水汲み,若者達,夫,井戸の神様,妊娠,男の子,石敢当,霊力が高く,力も強い,T字形の道の突き当たり
梗概(こうがい) 昔、唐にあったことだよ。その唐のある女が、容姿はそれほど美しくなく、むしろ悪く生まれたようだね。そこで、昔は、井戸や池は身近かにあり、常に利用していた。その(容姿の悪い)女が井戸に水汲みに行くと、若者達が「お前の夫になるやつは誰だ。」と、はやしたてた。ついには、「お前は、この井戸の神様と一緒になるがいいよ。」と、ある女の人に言われた。その女に言われた夜から、夜眠ろうとすると、全身が冷たくなったり、わけもなく井戸へ行ったりして、ずっとそのようなことが続いた。そして、妊娠し男の子を生んだようだね。皆が「誰の子だ。」と聞いても、「誰の子なのか、私には分らない。あの夜から、急に身体が冷たくなったりしただけだ。井戸へ行ったりしただけだ。誰の子でもない!分らない!。」と、ただそう言った。そうして、その男の子は、「その子が井戸の神様の子なら石敢当と付けなさい。」と言われ、石敢当と名付けたようだね。その石敢当は、非常に秀れていて偉い人になったという話だがね。何になられたか、それは分らないが。それに、この石敢当はとても霊力が高く、力も強かったのか、T字形の道の突き当たる所には、その人の名前を、「石敢当」と書いて、今でも、沖縄のあちらこちらに、建てられているようである。
全体の記録時間数 1:58
物語の時間数 1:58
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP