肝どぅ風水(方言)

概要

これは首里にあった事のようだが、唐から手相を見る人がやってきた。(その人が)あっちこっちから削られて三角形になっている屋敷を見て、「ここの屋敷は、こんなにもひどい屋敷であるのに、それほどの金持ちになっているのは珍しいことだ。畑の風水が良いのだろうか。」と思った。それで、(そこの主人に)「まずは、私に君達の風水を見せてくれ。」と頼むと、「じゃあ、風水を見に行きましょうか。」と連れられて行った。すると、そこの下男が、その者たちが盗んだ芋を担いで町に売りに行こうとしているのに出くわした。下男が芋を盗んで、担いで売りに走って行くのを見て、その主は(彼等に見つからないように)内の方にひっこんで隠れていた。(易者は)「どうしたんだ。」と聞くと、「ほら、向うの方に芋を担いで行くのは、私の家の下男達で使用人なんだが、あのように担いで行くので、私はここに隠れているんだ。」と言った。易者は(納得して)「それじゃ、私は行く必要はない。君達の風水を見に行くことはない。心がやさしいからこんなに金持ちになったのだ。すばらしい風水だ。」と(易者は)感心した。そういうことで「心こそが風水。」というのはその話からでたことで、そこの家はいつまでも栄えたという話である。

再生時間:1:45

民話詳細DATA

レコード番号 47O370738
CD番号 47O37C034
決定題名 肝どぅ風水(方言)
話者がつけた題名 肝どぅ風水
話者名 神谷カマド
話者名かな かみやかまど
生年月日 19020608
性別
出身地 沖縄県読谷村瀬名波
記録日 19810424
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村瀬名波T09B03
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集4瀬名波の民話 P125
キーワード 首里,唐,手相,三角形の屋敷,金持ち,畑の風水,盗んだ芋,町に売りに,下男,易者
梗概(こうがい) これは首里にあった事のようだが、唐から手相を見る人がやってきた。(その人が)あっちこっちから削られて三角形になっている屋敷を見て、「ここの屋敷は、こんなにもひどい屋敷であるのに、それほどの金持ちになっているのは珍しいことだ。畑の風水が良いのだろうか。」と思った。それで、(そこの主人に)「まずは、私に君達の風水を見せてくれ。」と頼むと、「じゃあ、風水を見に行きましょうか。」と連れられて行った。すると、そこの下男が、その者たちが盗んだ芋を担いで町に売りに行こうとしているのに出くわした。下男が芋を盗んで、担いで売りに走って行くのを見て、その主は(彼等に見つからないように)内の方にひっこんで隠れていた。(易者は)「どうしたんだ。」と聞くと、「ほら、向うの方に芋を担いで行くのは、私の家の下男達で使用人なんだが、あのように担いで行くので、私はここに隠れているんだ。」と言った。易者は(納得して)「それじゃ、私は行く必要はない。君達の風水を見に行くことはない。心がやさしいからこんなに金持ちになったのだ。すばらしい風水だ。」と(易者は)感心した。そういうことで「心こそが風水。」というのはその話からでたことで、そこの家はいつまでも栄えたという話である。
全体の記録時間数 1:45
物語の時間数 1:45
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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