
昔、渡嘉敷ペークーという人がいたようだが、王様の側役として一緒について歩いていたようだ。その頃も今と同じようにピクニックみたいなのがあり、王様は女の人達を連れだって遊びに行かれたんだね。そこで、遊びに出る前に、「きょうは女に関わる言葉は使わないように。」と、約束して出かけて行った。そこに、ホーギという木があった。〈ホーギという木は分るでしょう、青い花が咲くがね。〉ホーギの木があったので、王様が「あの木は何という木か。」と聞かれた。〈美しい花が咲くものだから〉渡嘉敷ペークーは、「あれは‥‥という木ですよ。」と、別の名を言ったら、王様は「んーん、それはホーギではないのか。」と言われたようだ。ついに王様は(約束を破り)負けてしまった。
そして家に帰ってから、負けた代償として、渡嘉敷ペークーに褒美を上げることになった。米俵一俵を上げようとした。そのとき、馬をもってきて(米俵を)片方に積んだので、馬は、パタパタと倒れたりしていた。それを見て、「こいつに私はまたやられるなー。」と思いながら、王様は「どうした、ペークー!。」と言った。「貴方が二俵下さるのであれば、このように倒れることもないはずだが、一俵下さるので片方に積んでみると、倒れてしかたがありません。」と王様に言った。王様は、「またしてもやられた。」と(要求どうり)二俵あげたということだ。米俵ふたつをね。それから、喜んで帰って行ったということだ。
| レコード番号 | 47O370728 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C033 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ぺークー 褒美の片荷(方言) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ぺークー |
| 話者名 | 神谷カマド |
| 話者名かな | かみやかまど |
| 生年月日 | 19020608 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村瀬名波 |
| 記録日 | 19810424 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村瀬名波T09A11 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | んかし |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集4瀬名波の民話 P131 |
| キーワード | 渡嘉敷ペークー,王様の側役,遊び,ホーギ,負けた代償,褒美,米俵一俵,馬,片方に積んだ,二俵 |
| 梗概(こうがい) | 昔、渡嘉敷ペークーという人がいたようだが、王様の側役として一緒について歩いていたようだ。その頃も今と同じようにピクニックみたいなのがあり、王様は女の人達を連れだって遊びに行かれたんだね。そこで、遊びに出る前に、「きょうは女に関わる言葉は使わないように。」と、約束して出かけて行った。そこに、ホーギという木があった。〈ホーギという木は分るでしょう、青い花が咲くがね。〉ホーギの木があったので、王様が「あの木は何という木か。」と聞かれた。〈美しい花が咲くものだから〉渡嘉敷ペークーは、「あれは‥‥という木ですよ。」と、別の名を言ったら、王様は「んーん、それはホーギではないのか。」と言われたようだ。ついに王様は(約束を破り)負けてしまった。 そして家に帰ってから、負けた代償として、渡嘉敷ペークーに褒美を上げることになった。米俵一俵を上げようとした。そのとき、馬をもってきて(米俵を)片方に積んだので、馬は、パタパタと倒れたりしていた。それを見て、「こいつに私はまたやられるなー。」と思いながら、王様は「どうした、ペークー!。」と言った。「貴方が二俵下さるのであれば、このように倒れることもないはずだが、一俵下さるので片方に積んでみると、倒れてしかたがありません。」と王様に言った。王様は、「またしてもやられた。」と(要求どうり)二俵あげたということだ。米俵ふたつをね。それから、喜んで帰って行ったということだ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:00 |
| 物語の時間数 | 2:00 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |