
継子と自分の子がいたそうだ。それで、継子には、塩と芋を食べさせ、自分の子にはかわいいから、カラス(塩辛)と芋を食べさせたら、実の子は、たくさん食べたんだろうね。すると、その実の子は、辛い物をたくさん食べたから(のどが乾いて)水をたくさん飲んでしまい、食あたりをした。また、この継子はあまり食べなかったから、健康だったそうだ。それからまた、継子に麦をね、臼に入れて、昔は搗臼があったから、こう杵と臼で脱穀した。大麦というのがあったが、これは本当は水を入れて搗くものだよ。水を入れて長いこと搗いてから穀がむけて実になるからね。継子に水を入れないで大麦を搗かせたわけさ。継子はそうとも知らず、搗いてみるが、つるつるすべっていくら搗措いてもひとつも実にならなかった。しまいには悲しくなって泣き出してしまった。すると、泣いたから、この涙が、麦を搗きながら、臼に落ちたわけさ。そうして、この涙が落ちた部分は実になったそうだ。麦を立派に製造したという話を聞いた覚えがある。はい、これだけ。
| レコード番号 | 47O370594 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C028 |
| 決定題名 | 継子話 麦と涙(方言) |
| 話者がつけた題名 | 継子話 |
| 話者名 | 山内カメ |
| 話者名かな | やまうちかめ |
| 生年月日 | 19110110 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村瀬名波 |
| 記録日 | 19461114 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第7班 |
| 元テープ番号 | 読谷村瀬名波T04B01 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集4瀬名波の民話 P99 |
| キーワード | 継子,実の子,塩と芋,カラスと芋,水,食あたり,麦,臼,泣いた |
| 梗概(こうがい) | 継子と自分の子がいたそうだ。それで、継子には、塩と芋を食べさせ、自分の子にはかわいいから、カラス(塩辛)と芋を食べさせたら、実の子は、たくさん食べたんだろうね。すると、その実の子は、辛い物をたくさん食べたから(のどが乾いて)水をたくさん飲んでしまい、食あたりをした。また、この継子はあまり食べなかったから、健康だったそうだ。それからまた、継子に麦をね、臼に入れて、昔は搗臼があったから、こう杵と臼で脱穀した。大麦というのがあったが、これは本当は水を入れて搗くものだよ。水を入れて長いこと搗いてから穀がむけて実になるからね。継子に水を入れないで大麦を搗かせたわけさ。継子はそうとも知らず、搗いてみるが、つるつるすべっていくら搗措いてもひとつも実にならなかった。しまいには悲しくなって泣き出してしまった。すると、泣いたから、この涙が、麦を搗きながら、臼に落ちたわけさ。そうして、この涙が落ちた部分は実になったそうだ。麦を立派に製造したという話を聞いた覚えがある。はい、これだけ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:18 |
| 物語の時間数 | 1:18 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |