坊主御主と城間仲(方言)

概要

昔、坊主御主という王様がいらした。この王様の名を尚?王という。つまり、尚?王が坊主御主になられたたわけだ。これから、坊主御主と浦添の城間仲が、田芋作り競争をした話をしてみよう。坊主御主と城間仲は、もともと農業にすぐれていらした。坊主御主は、城間仲のことをみこんで、「今年は、城間仲と田芋作りで競い合ってみよう。」と、思いたった。一つの田に、二人で両方に分かれて田芋を植えた。琉球王であった坊主御主は、「この田は、どこが肥えているかな。」と考えた。肥えた方に坊主御主が植えることになった。一番最初に選んだ坊主御主は、田の下方で、大そう豊かな肥沃な場所に、田芋を植えた。そのかわり、城間仲は、水田のいつでも、真水が湧き出る所に植えたそうだ。両方とも負けないようにと、肥料もたっぷりやった。そして、手入れを充分にしたために、なるほど、芋もよくできたそうだ。収種の時期がきて、芋を掘ってみた。坊主御主の植えた山芋は、肥えた土地だったのでよくできたようだが、なんと芋は腐っていた。一方、城間仲の植えた田芋は、植えるごとに、たくさんの収穫があったそうだ。それで、「田芋は、水がよく排水する所がいいよ。」という、昔の人の言葉が残っているわけだ。

再生時間:2:30

民話詳細DATA

レコード番号 47O370457
CD番号 47O37C021
決定題名 坊主御主と城間仲(方言)
話者がつけた題名 坊主御主と城間仲
話者名 長浜真一
話者名かな ながはましんいち
生年月日 19101012
性別
出身地 沖縄県読谷村長浜
記録日 19810219
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村長浜T12A09
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 20
発句(ほっく) んかし
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集3長浜の民話 P261
キーワード 坊主御主,尚?王,浦添の城間仲,田芋作り競争,肥えた方に坊主御主が植えた,城間仲は水田の真水が湧き出る所に植えた,坊主御主の芋は腐っていた,城間仲の田芋は大収穫
梗概(こうがい) 昔、坊主御主という王様がいらした。この王様の名を尚?王という。つまり、尚?王が坊主御主になられたたわけだ。これから、坊主御主と浦添の城間仲が、田芋作り競争をした話をしてみよう。坊主御主と城間仲は、もともと農業にすぐれていらした。坊主御主は、城間仲のことをみこんで、「今年は、城間仲と田芋作りで競い合ってみよう。」と、思いたった。一つの田に、二人で両方に分かれて田芋を植えた。琉球王であった坊主御主は、「この田は、どこが肥えているかな。」と考えた。肥えた方に坊主御主が植えることになった。一番最初に選んだ坊主御主は、田の下方で、大そう豊かな肥沃な場所に、田芋を植えた。そのかわり、城間仲は、水田のいつでも、真水が湧き出る所に植えたそうだ。両方とも負けないようにと、肥料もたっぷりやった。そして、手入れを充分にしたために、なるほど、芋もよくできたそうだ。収種の時期がきて、芋を掘ってみた。坊主御主の植えた山芋は、肥えた土地だったのでよくできたようだが、なんと芋は腐っていた。一方、城間仲の植えた田芋は、植えるごとに、たくさんの収穫があったそうだ。それで、「田芋は、水がよく排水する所がいいよ。」という、昔の人の言葉が残っているわけだ。
全体の記録時間数 2:30
物語の時間数 2:30
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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