ビンウマグヮーハーメー(方言)

概要

昔、ビンウマグヮーハーメーという人が、長浜のウシー知念の家におられたそうだ。ところで、この人は若い頃に、那覇の辻で育ち、そこで歌の稽古をして秀れた人になった。それで、各間切からこのハーメーばあさんと歌の勝負をしようと、男達が寄り集まってきたようだ。つまり、お婆さんは、ちょっと知恵を出さなくちゃ今日の勝負には勝てそうにないと思ったのか、小便をしに行くふりをして、ちょっと喉をうるおすために、自分の小便を舌でなめて、喉を普通の状態にとり戻して勝負に勝った。どうして、ビンウマハーメーの名がつけられたかというと、このビンというのは、色々なビン馬、走馬がいたようだ。このように例えて、「あの人の歌の流れは、ちょうどビン馬が走るようだ。」と言われていた。それから、もう一つの話は、飛び歩く鷹にもビンと呼ぶような言葉があると聞いているが、このビン、鷹が飛んで行くように素早い、という意味から、ビンウマハーメーという名がつけられた話なんだが。このビンウマグヮーハーメーは前で話したウシー知念の親祖先になるが、この人が辻に行かれた時、家の孫達へのお土産が、パーランクーだったそうだ。それで、このパーランクーを打ち誇って歩いていた人のことを、つまり、「パーランクーじいさん」と仇名がつけられたそうだ。自分達も再三このお話を聞いて覚えているつもりだが、長浜において、いちばんビンウマハーメーが歌上手だったという伝え話が残っているようだ。

再生時間:3:02

民話詳細DATA

レコード番号 47O370444
CD番号 47O37C021
決定題名 ビンウマグヮーハーメー(方言)
話者がつけた題名 ビンウマグヮーハーメー
話者名 長浜真一
話者名かな ながはましんいち
生年月日 19101012
性別
出身地 沖縄県読谷村長浜
記録日 19810219
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村長浜T11B08
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 12
発句(ほっく) んかし
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集3長浜の民話 P171
キーワード ビンウマグヮーハーメー,長浜のウシー知念,那覇の辻,歌名人,小便を舌でなめて喉を潤した,ビン馬、走馬,鷹が飛んで行くように素早い
梗概(こうがい) 昔、ビンウマグヮーハーメーという人が、長浜のウシー知念の家におられたそうだ。ところで、この人は若い頃に、那覇の辻で育ち、そこで歌の稽古をして秀れた人になった。それで、各間切からこのハーメーばあさんと歌の勝負をしようと、男達が寄り集まってきたようだ。つまり、お婆さんは、ちょっと知恵を出さなくちゃ今日の勝負には勝てそうにないと思ったのか、小便をしに行くふりをして、ちょっと喉をうるおすために、自分の小便を舌でなめて、喉を普通の状態にとり戻して勝負に勝った。どうして、ビンウマハーメーの名がつけられたかというと、このビンというのは、色々なビン馬、走馬がいたようだ。このように例えて、「あの人の歌の流れは、ちょうどビン馬が走るようだ。」と言われていた。それから、もう一つの話は、飛び歩く鷹にもビンと呼ぶような言葉があると聞いているが、このビン、鷹が飛んで行くように素早い、という意味から、ビンウマハーメーという名がつけられた話なんだが。このビンウマグヮーハーメーは前で話したウシー知念の親祖先になるが、この人が辻に行かれた時、家の孫達へのお土産が、パーランクーだったそうだ。それで、このパーランクーを打ち誇って歩いていた人のことを、つまり、「パーランクーじいさん」と仇名がつけられたそうだ。自分達も再三このお話を聞いて覚えているつもりだが、長浜において、いちばんビンウマハーメーが歌上手だったという伝え話が残っているようだ。
全体の記録時間数 3:02
物語の時間数 3:02
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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