
「雨が降り出して来たけれども 雨傘を持ちあわせていない しばらくこの宿で雨やどりしよう。」歌で、吉屋がそのように表現したわけです。「サンピン茶が 白茶になったけれども まだまだお茶請の出る気配がない。」と、吉屋が歌うと、するとおじいさんは、「先月搗いた糠味噌であるが 大和味噌と思って 嘗めて下さい。」そうしてですね、その吉屋は、「自分は、辻遊郭の何という所にいますので。」と、約束をした。そういうわけで、おじいさんは遊びに行くわけですよ。そして、遊びに行くときに、このおじいさんは、鶏の足を結んで、このようにして担いで行くわけですよ。そして、ナカメーにこのようにして鶏を置くと、「この前約束した……。」「あのう、ちょっとどなた様でしょうか。」と言ったので、「この前約束したじいさんですが。」と、言うわけです。そのおじいさんが。そうしたら、吉屋は出てきてね、「罪もない鶏に縄をかけてありますか。」「時刻をわきまえないで鳴く鶏は 罪なものですよ。」と、そのように返歌するわけです。「貴方は 私より高貴なお方でいらっしゃる どうぞ家の中へ上って下さい 色々思い事を語りましょう。」と。そういうふうにして、思いを語り合うわけですよ。おじいさんと吉屋は。
| レコード番号 | 47O370276 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C012 |
| 決定題名 | 歌人吉屋チルー(方言) |
| 話者がつけた題名 | 吉屋チルーの歌勝負 |
| 話者名 | 新垣平次郎 |
| 話者名かな | あらかきへいじろう |
| 生年月日 | 19100329 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19761031 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第2班 |
| 元テープ番号 | 読谷村長浜T04A06 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集3長浜の民話 P270 |
| キーワード | 吉屋,オジー |
| 梗概(こうがい) | 「雨が降り出して来たけれども 雨傘を持ちあわせていない しばらくこの宿で雨やどりしよう。」歌で、吉屋がそのように表現したわけです。「サンピン茶が 白茶になったけれども まだまだお茶請の出る気配がない。」と、吉屋が歌うと、するとおじいさんは、「先月搗いた糠味噌であるが 大和味噌と思って 嘗めて下さい。」そうしてですね、その吉屋は、「自分は、辻遊郭の何という所にいますので。」と、約束をした。そういうわけで、おじいさんは遊びに行くわけですよ。そして、遊びに行くときに、このおじいさんは、鶏の足を結んで、このようにして担いで行くわけですよ。そして、ナカメーにこのようにして鶏を置くと、「この前約束した……。」「あのう、ちょっとどなた様でしょうか。」と言ったので、「この前約束したじいさんですが。」と、言うわけです。そのおじいさんが。そうしたら、吉屋は出てきてね、「罪もない鶏に縄をかけてありますか。」「時刻をわきまえないで鳴く鶏は 罪なものですよ。」と、そのように返歌するわけです。「貴方は 私より高貴なお方でいらっしゃる どうぞ家の中へ上って下さい 色々思い事を語りましょう。」と。そういうふうにして、思いを語り合うわけですよ。おじいさんと吉屋は。 |
| 全体の記録時間数 | 2:12 |
| 物語の時間数 | 2:12 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |