
美男に化けたアカマターに騙されて、妊娠をしたんだとさ。母親は、これは、またどうして騙されたかと考えたようだね。名護親方に関連した昔の話だがね。女は道端やどこにでも小便するでしょう。小便をやると、アカマターが来て、女が小便して立ち去ると、尾で字を書いたらしい、小便の跡にね。その字をですね、名護親方が書き消したようだ。その後に、またあの男がここに来たかと思うと続いて女もやって来て、うす笑いしていたが、とても良い気持ちになっている様子である。「これは珍しい事だ。」と名護親方は怪しげな行いを感じとってね。また女が小便して立ち去った後に、また字を書いてあったらしい。すると、今度は、この女は図々しくも親方の近くへ来て、うす笑いを見せたそうだ名護親方が「この字が世間に知られると、大変な女だと罪になるので、この字はかき消しなさい。」と言って、名護親方という人が、その字をかき捨てさせたという話を聞いているのだがね。それから、今三月は浜遊びの時期だが、その間に妊娠したので、「さあお前は、三月遊びで浜遊びをして、浜の砂を踏めば、お前の赤ん坊が産まれるよ。」と親が言うと、本当にアカマターが頭にのせるオケ一杯産まれたそうだ。私ね、これだけ聞いているよ。アカマタの書いた字は、名護親方が取って捨てたそうだ。
| レコード番号 | 47O370273 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C012 |
| 決定題名 | 字を書くアカマター(方言) |
| 話者がつけた題名 | アカマタの話 |
| 話者名 | 松田永助 |
| 話者名かな | まつだえいすけ |
| 生年月日 | 19050325 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19761031 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第2班 |
| 元テープ番号 | 読谷村長浜T04A03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12,80 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 祖父 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集3長浜の民話 P27 |
| キーワード | 美男,アカマター,妊娠,母親,名護親方,小便,アカマターが尾で字を書いた,三月は浜遊び,浜の砂を踏む,赤ん坊が産まれる |
| 梗概(こうがい) | 美男に化けたアカマターに騙されて、妊娠をしたんだとさ。母親は、これは、またどうして騙されたかと考えたようだね。名護親方に関連した昔の話だがね。女は道端やどこにでも小便するでしょう。小便をやると、アカマターが来て、女が小便して立ち去ると、尾で字を書いたらしい、小便の跡にね。その字をですね、名護親方が書き消したようだ。その後に、またあの男がここに来たかと思うと続いて女もやって来て、うす笑いしていたが、とても良い気持ちになっている様子である。「これは珍しい事だ。」と名護親方は怪しげな行いを感じとってね。また女が小便して立ち去った後に、また字を書いてあったらしい。すると、今度は、この女は図々しくも親方の近くへ来て、うす笑いを見せたそうだ名護親方が「この字が世間に知られると、大変な女だと罪になるので、この字はかき消しなさい。」と言って、名護親方という人が、その字をかき捨てさせたという話を聞いているのだがね。それから、今三月は浜遊びの時期だが、その間に妊娠したので、「さあお前は、三月遊びで浜遊びをして、浜の砂を踏めば、お前の赤ん坊が産まれるよ。」と親が言うと、本当にアカマターが頭にのせるオケ一杯産まれたそうだ。私ね、これだけ聞いているよ。アカマタの書いた字は、名護親方が取って捨てたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:31 |
| 物語の時間数 | 1:31 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |