
これは、何からだったか、それがはっきり分らないんだが…。「何でも言いたい放題にしましょう。」というと、「こんなに珍らしい大根の葉があるものなのか。」と言った。ミルク爺さんがね。「こんな大きな大根の葉が、沖縄においかぶさるくらいに茂った大根の葉がある。」と言われたそうだ。「そんなに大きく広がる葉なんてありませんが、見せて下さい。」と言ったのでね。「話にも葉があるのか。」と言うと、「それもそうですね。話には、そんなに大きな大根の話には葉は無いというので、こう言うのよ。」と言った。それ以来、話に、「話にも葉があるのだろうか。」というようだ。こんなことでは、もう、ミルク爺さんには勝てないなぁ。また、この人が作るものは、何でも豊作だったそうだ。ミルク爺さんが作るだけはー。何でも豊作だったのでね、あのサーカという者が、これはこうしてはおれない。ミルクに負けてはいけないと言ってね。この人の作物を全部、何かに食わせてやらなければーと、鼠を作り始めたそうだ。サーカが鼠を作ったらね、思った通りに、その人の作物を全部食べてしまったでしょう。このミルク爺さんの作物を。食べられてしまったので、こん畜生!許してはおけない。それなら、私は猫を作って、この鼠を、猫に食べさせようと言ってね。ミルク爺さんによって猫は作り出されたそうだよ。それで鼠はね、この猫に、あんなに全部、食べられてしまうらしいよ。
| レコード番号 | 47O370155 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C007 |
| 決定題名 | 話に葉なし(方言) |
| 話者がつけた題名 | 話に葉はない |
| 話者名 | 松田ミヨ |
| 話者名かな | まつだみよ |
| 生年月日 | 19080202 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村喜名 |
| 記録日 | 19770619 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第3班 |
| 元テープ番号 | 読谷村喜名T08B08 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 叔母の比嘉ウシ |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集2喜名の民話 P116 |
| キーワード | 大根の葉,ミルク爺,サーカ,鼠,猫 |
| 梗概(こうがい) | これは、何からだったか、それがはっきり分らないんだが…。「何でも言いたい放題にしましょう。」というと、「こんなに珍らしい大根の葉があるものなのか。」と言った。ミルク爺さんがね。「こんな大きな大根の葉が、沖縄においかぶさるくらいに茂った大根の葉がある。」と言われたそうだ。「そんなに大きく広がる葉なんてありませんが、見せて下さい。」と言ったのでね。「話にも葉があるのか。」と言うと、「それもそうですね。話には、そんなに大きな大根の話には葉は無いというので、こう言うのよ。」と言った。それ以来、話に、「話にも葉があるのだろうか。」というようだ。こんなことでは、もう、ミルク爺さんには勝てないなぁ。また、この人が作るものは、何でも豊作だったそうだ。ミルク爺さんが作るだけはー。何でも豊作だったのでね、あのサーカという者が、これはこうしてはおれない。ミルクに負けてはいけないと言ってね。この人の作物を全部、何かに食わせてやらなければーと、鼠を作り始めたそうだ。サーカが鼠を作ったらね、思った通りに、その人の作物を全部食べてしまったでしょう。このミルク爺さんの作物を。食べられてしまったので、こん畜生!許してはおけない。それなら、私は猫を作って、この鼠を、猫に食べさせようと言ってね。ミルク爺さんによって猫は作り出されたそうだよ。それで鼠はね、この猫に、あんなに全部、食べられてしまうらしいよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:51 |
| 物語の時間数 | 1:51 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |