
大晦日に、城間仲という所に、大変な貧乏者が、子供達に年越しをさせるお金も何も、食べ物も何もないので、城間仲は金持ちなので、そこから盗んできて、子供達に、物を食べさせねばと、そこへ(城間仲)、昼のうちから、その盗人は隠れた。天井に(隠れた)。隠れたので、その城間仲の主人は、それに気づき、見つけてしまわれた。そして、この大晦日は、皆、年越しをして、下男達も皆食べさせてから、(男主人が)「今日の(御馳走の)配分は一人分を皆と同じように入れて余分に並べておきなさい。」と、そこの女主人に、男主人が言いつけた。余分に準備しておいてから、(下男たちに)「もう食事も終わったし、家に帰りなさいね。」と言って下男達をみんな家に帰した。「みんな眠りなさい。」と言って、家族もみんな寝かせてから、「もう、天井に上っている者よ、降りて来て、年越しをなさい。」と言った。そうしたら、「なるほど、見られたのだなあ、私はー」と思った。それから、降りて来て、「悪うございました。実は盗みをしに来ているのですが。」と言ったので、「そうか、あなたは、あのそうこうならば、これをあなたもたっぷり食べて、この肉も持って行き、お金も持って家で子供達に年越しをさせなさい。」と言った。そして、持たせられたので、この情で城間仲という所は、いつまでも金持ちで栄えたという話。これだけは覚えています。
| レコード番号 | 47O370107 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C005 |
| 決定題名 | 城間仲(方言) |
| 話者がつけた題名 | 城間仲 |
| 話者名 | 比嘉ウト |
| 話者名かな | ひがうと |
| 生年月日 | 19040910 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村喜名 |
| 記録日 | 19761017 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第8班 |
| 元テープ番号 | 読谷村喜名T06A05 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 兄 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集2喜名の民話 P224 |
| キーワード | 年の夜,城間仲,盗人,金持人,天井 |
| 梗概(こうがい) | 大晦日に、城間仲という所に、大変な貧乏者が、子供達に年越しをさせるお金も何も、食べ物も何もないので、城間仲は金持ちなので、そこから盗んできて、子供達に、物を食べさせねばと、そこへ(城間仲)、昼のうちから、その盗人は隠れた。天井に(隠れた)。隠れたので、その城間仲の主人は、それに気づき、見つけてしまわれた。そして、この大晦日は、皆、年越しをして、下男達も皆食べさせてから、(男主人が)「今日の(御馳走の)配分は一人分を皆と同じように入れて余分に並べておきなさい。」と、そこの女主人に、男主人が言いつけた。余分に準備しておいてから、(下男たちに)「もう食事も終わったし、家に帰りなさいね。」と言って下男達をみんな家に帰した。「みんな眠りなさい。」と言って、家族もみんな寝かせてから、「もう、天井に上っている者よ、降りて来て、年越しをなさい。」と言った。そうしたら、「なるほど、見られたのだなあ、私はー」と思った。それから、降りて来て、「悪うございました。実は盗みをしに来ているのですが。」と言ったので、「そうか、あなたは、あのそうこうならば、これをあなたもたっぷり食べて、この肉も持って行き、お金も持って家で子供達に年越しをさせなさい。」と言った。そして、持たせられたので、この情で城間仲という所は、いつまでも金持ちで栄えたという話。これだけは覚えています。 |
| 全体の記録時間数 | 1:46 |
| 物語の時間数 | 1:46 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |