坊主御主の話(方言)

概要

昔、坊主御主という人がいらしたそうだがね。昔はここの喜名から道歌というのを歌って歩いていた。この道歌はもう歌うなということになった。そこで山原から来る旅人が、ちょうど坊主御主と一緒の旅になった。それで、坊主御主が、旅人に、「あなたが歌を知っていたら歌って聞かせてくれ。」と言った。すると、旅人は、「喜名では歌は歌っていけない規則があります。」と答えたようだ。坊主御主が、「どうして。」と聞いたら、「ここは坊主御主が勤めていらしたので、ここからは歌は歌ってはいけません。」と答えた。¦山田からここの喜名の近くまでは歌い、またここから喜名を越えるまでは歌は歌えなかったということだ。でも坊主御主は「私は歌は聞いてもいいのだが。」と言うと、旅人は「どうしてこの人はそう言うのだろう。」と、ふしぎに思った。そして、坊主御主は、「あなたは家はどこか、何という屋号のところか。」と尋ねた。結局、坊主御主は、この道歌の話をお聞きになった。そして、坊主御主の家に来いと言われたので、話をした旅人はね、「どうしよう、私と話をしたのは坊主御主だったんだね、私はきょうは首になるなぁ。」と自粛なさったということだよ。

再生時間:2:21

民話詳細DATA

レコード番号 47O370071
CD番号 47O37C003
決定題名 坊主御主の話(方言)
話者がつけた題名 坊主御主
話者名 松田ウト
話者名かな まつだうと
生年月日 19010720
性別
出身地 沖縄県読谷村喜名
記録日 19761017
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第五班
元テープ番号 読谷村喜名T04B010
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集2喜名の民話 P216
キーワード 道歌,喜名,坊主御主
梗概(こうがい) 昔、坊主御主という人がいらしたそうだがね。昔はここの喜名から道歌というのを歌って歩いていた。この道歌はもう歌うなということになった。そこで山原から来る旅人が、ちょうど坊主御主と一緒の旅になった。それで、坊主御主が、旅人に、「あなたが歌を知っていたら歌って聞かせてくれ。」と言った。すると、旅人は、「喜名では歌は歌っていけない規則があります。」と答えたようだ。坊主御主が、「どうして。」と聞いたら、「ここは坊主御主が勤めていらしたので、ここからは歌は歌ってはいけません。」と答えた。¦山田からここの喜名の近くまでは歌い、またここから喜名を越えるまでは歌は歌えなかったということだ。でも坊主御主は「私は歌は聞いてもいいのだが。」と言うと、旅人は「どうしてこの人はそう言うのだろう。」と、ふしぎに思った。そして、坊主御主は、「あなたは家はどこか、何という屋号のところか。」と尋ねた。結局、坊主御主は、この道歌の話をお聞きになった。そして、坊主御主の家に来いと言われたので、話をした旅人はね、「どうしよう、私と話をしたのは坊主御主だったんだね、私はきょうは首になるなぁ。」と自粛なさったということだよ。
全体の記録時間数 2:21
物語の時間数 2:21
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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