
貧乏者の子だから、米を持ってあんなに遠い首里からね。酒屋のこうじを作る米で、米をつくるでしょう。これを持って親にさしあげて、毎晩、主人の奉公をしてから、また夜もはげんで、親に物を持ってさしあげたんだと。こうじを作る米さ。そうしているうちに、ここに ウフン川とあるでしょう。あの栄野比の。ここから登っていく所なんだがな、この川でね。クンチャーというのはライ病のことだよ。「この川、私を渡してくれ。」と言ったのでね、もうクンチャーでもかわいそうでおぶったらしいよ。するとこの人にずっとくっついてしまってね。家でおろしたら、地面におろしたらね。むしろのいっぱい黄金(こがね)だったって。非常に親孝行の子でね。その人は。もう首里の酒屋に売られて、そこで使われているのだが、昼は働いて、夜は親にこのこうじ作る米を持って、これをやってこうして、親孝行をしている人だったのだが。ウフン川でな、クンチゃーとここでもう会ったのだが、クンチゃーは一人でいるわけさ。そうすると、「おぶって渡してくれ。」と言うので、かわいそうでね。このクンチャーをおぶって渡したらしい。川。ウフン川、これはウフン川という川。それで、このクンチャーはずっとくっついてしまって、家でおろしたらね。むしろいっぱいの黄金だったんだと。
| レコード番号 | 47O376050 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C243 |
| 決定題名 | おぶったものは黄金(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宜志富紹長 |
| 話者名かな | ぎしとみしょうちょう |
| 生年月日 | 18961208 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村安富祖 |
| 記録日 | 19760530 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T42A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 主にお年寄りや父から聞いた。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話・昔話編』P165 |
| キーワード | 貧乏者の子,米,酒屋,ウフン川,栄野比,クンチャー,黄金 |
| 梗概(こうがい) | 貧乏者の子だから、米を持ってあんなに遠い首里からね。酒屋のこうじを作る米で、米をつくるでしょう。これを持って親にさしあげて、毎晩、主人の奉公をしてから、また夜もはげんで、親に物を持ってさしあげたんだと。こうじを作る米さ。そうしているうちに、ここに ウフン川とあるでしょう。あの栄野比の。ここから登っていく所なんだがな、この川でね。クンチャーというのはライ病のことだよ。「この川、私を渡してくれ。」と言ったのでね、もうクンチャーでもかわいそうでおぶったらしいよ。するとこの人にずっとくっついてしまってね。家でおろしたら、地面におろしたらね。むしろのいっぱい黄金(こがね)だったって。非常に親孝行の子でね。その人は。もう首里の酒屋に売られて、そこで使われているのだが、昼は働いて、夜は親にこのこうじ作る米を持って、これをやってこうして、親孝行をしている人だったのだが。ウフン川でな、クンチゃーとここでもう会ったのだが、クンチゃーは一人でいるわけさ。そうすると、「おぶって渡してくれ。」と言うので、かわいそうでね。このクンチャーをおぶって渡したらしい。川。ウフン川、これはウフン川という川。それで、このクンチャーはずっとくっついてしまって、家でおろしたらね。むしろいっぱいの黄金だったんだと。 |
| 全体の記録時間数 | 1:26 |
| 物語の時間数 | 1:26 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |