ウナイ入髪(シマグチ)

概要

昔、ティールという、魚を入れる竹カゴをな。これを準備して、海に行こうとしたんだ。その晩からは台風のせいで風が強ぐ吹いているんだ。それでも親方の言いつけで竹カゴを持って魚を取りに行っているんだな。魚を取りに行っているときに、台風で天気が悪いから、船をひっくり返されてな。それで、近くの岩にしがみついたんだ。しがみついていると、女きょうだいの入髪(いりがん)が全部巻きついていたという話があったよ。船がひっくり返されるとよお、もうそこら辺に足のつく岩があったんだろうな。岩があったんだな。岩があったので、たくさん 入髪がよ、入髪が、足にたくさん入髪が巻きついていたんだそうだ。だから、流されもせず、巻かれているのだから、波が打ってもどうもしないんだ。足は岩にくくられているんだから。 だから、ウナイ神と言うのは、糸満ではどこに行こうにも女きょうだいの髪を持つというのはその道理のようだよ。この道理は、今は聞いたことないか。そうだったとの話、この話があった。必らず、どこの旅に行くにも、女きょうだいの髪は皆持っていたよ。

再生時間:2:09

民話詳細DATA

レコード番号 47O375920
CD番号 47O37C238
決定題名 ウナイ入髪(シマグチ)
話者がつけた題名 ウナイ神
話者名 山城真一
話者名かな やましろしんいち
生年月日 18951120
性別
出身地 沖縄県恩納村前兼久
記録日 19760226
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T29A17
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 『恩納村の民話・伝説編』P51
キーワード 台風,遭難,女きょうだい,入髪,ウナイ神
梗概(こうがい) 昔、ティールという、魚を入れる竹カゴをな。これを準備して、海に行こうとしたんだ。その晩からは台風のせいで風が強ぐ吹いているんだ。それでも親方の言いつけで竹カゴを持って魚を取りに行っているんだな。魚を取りに行っているときに、台風で天気が悪いから、船をひっくり返されてな。それで、近くの岩にしがみついたんだ。しがみついていると、女きょうだいの入髪(いりがん)が全部巻きついていたという話があったよ。船がひっくり返されるとよお、もうそこら辺に足のつく岩があったんだろうな。岩があったんだな。岩があったので、たくさん 入髪がよ、入髪が、足にたくさん入髪が巻きついていたんだそうだ。だから、流されもせず、巻かれているのだから、波が打ってもどうもしないんだ。足は岩にくくられているんだから。 だから、ウナイ神と言うのは、糸満ではどこに行こうにも女きょうだいの髪を持つというのはその道理のようだよ。この道理は、今は聞いたことないか。そうだったとの話、この話があった。必らず、どこの旅に行くにも、女きょうだいの髪は皆持っていたよ。
全体の記録時間数 2:09
物語の時間数 2:09
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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