地念坊の宝箱(シマグチ)

概要

これは私が大阪で聞いた話なんだが、地念坊という神様がいたそうなんだが、その神様が、すべての家々に小さい箱を配ってあるき、「その箱を絶体開けてはいかんぞ。その箱を開けると貧乏になるぞ、また家相も悪くなるぞ。」と言ったんだそうだ。それである家は、地念坊に「お前たちの井戸にとっても良い薬を入れてある。ただの水でも薬に変わる宝を入れてあるから、それを大切にしておけ。」と言われて、(その箱を)とても大切にし、立派に祭ってあったそうだ。そしてしばらくして地念坊がまた回ってきて、「私は地念坊だが、お前たちはこの箱をちゃんと祭ってくれたんだね。これからはお前たちの家の井戸にたくさんの病人が水をくみに来るから、その人たちから金をもらって水をくませなさい。」と言った。それからその家は(地念坊に言われたとおり)少しずつさい銭をもらって水をくませたので、あとは、とってもゆたかになったそうです。ところがもう一人の箱を預けられた人は、とっても強情者で、その強情者は、地念坊に箱を開けてはいけないと言われたのに、箱を開けて見たので、とうとうその強情者は家も焼けてしまって何もかもなくなってしまったという話。だけど、その地念坊という神様は今も生きているという話だ。そしてその箱も立派に祭られているんだそうだ。

再生時間:2:20

民話詳細DATA

レコード番号 47O375833
CD番号 47O37C235
決定題名 地念坊の宝箱(シマグチ)
話者がつけた題名 地念坊の話
話者名 当山有孝
話者名かな とうやまゆうこう
生年月日 18980802
性別
出身地 沖縄県恩納村南恩納
記録日 19760223
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T25A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 大阪で四国出身の同僚から聞いた。
文字化資料 『恩納村の民話・昔話編』P166
キーワード 地念坊という神様,家々に小さい箱を配った,箱を開けると貧乏になる,家相も悪くなる,井戸にとっても良い薬,水でも薬に変わる宝
梗概(こうがい) これは私が大阪で聞いた話なんだが、地念坊という神様がいたそうなんだが、その神様が、すべての家々に小さい箱を配ってあるき、「その箱を絶体開けてはいかんぞ。その箱を開けると貧乏になるぞ、また家相も悪くなるぞ。」と言ったんだそうだ。それである家は、地念坊に「お前たちの井戸にとっても良い薬を入れてある。ただの水でも薬に変わる宝を入れてあるから、それを大切にしておけ。」と言われて、(その箱を)とても大切にし、立派に祭ってあったそうだ。そしてしばらくして地念坊がまた回ってきて、「私は地念坊だが、お前たちはこの箱をちゃんと祭ってくれたんだね。これからはお前たちの家の井戸にたくさんの病人が水をくみに来るから、その人たちから金をもらって水をくませなさい。」と言った。それからその家は(地念坊に言われたとおり)少しずつさい銭をもらって水をくませたので、あとは、とってもゆたかになったそうです。ところがもう一人の箱を預けられた人は、とっても強情者で、その強情者は、地念坊に箱を開けてはいけないと言われたのに、箱を開けて見たので、とうとうその強情者は家も焼けてしまって何もかもなくなってしまったという話。だけど、その地念坊という神様は今も生きているという話だ。そしてその箱も立派に祭られているんだそうだ。
全体の記録時間数 2:20
物語の時間数 2:20
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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