
お爺さんが村頭(むらがしら)に頼まれ、役場までお金を持って行ったらな、お金が酒一合分たりなかったそうだ。するとお爺さんと村頭がけんかになって、「お前は、その金の包みをそのまま役場に持って行ったか。」と村頭が言うと、「お前は私に、お金をちゃんと数えて、その包みを渡したか。」とお爺さんは言いかえした。「私は包んだままを役場に持って行ったんだよ。お前は私の見ている前で、いくらいくらと言って、数えて私に渡したか。」と、お爺さんに言われ、その場で村頭は言い負かされてしまったわけ。そうでしょう。包みの中のお金を数えてなかったんだから分らないでしょう。「私は、包んだまま持って行った。お前は私に、包みのお金を数えて渡したのではないから、それは、私は分りませんよ。」とお爺さんは村頭に言った。そしてですね、酒の一合代はなくなったんですよ。だからですね、村頭の人たちは、そのお爺さんに負けて、また、使い込んだお金は、みんなうめ合わせて役所に持って行ったという話がありますよ。だから、誰でもですね、人からお金を預かるときには、お互いに数えて確認してから受け取りなさいということ。
| レコード番号 | 47O375825 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C234 |
| 決定題名 | 南風ウスメーと消えた酒代(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 南風ウスメーの話 |
| 話者名 | 大城健繁 |
| 話者名かな | おおしろけんぱん |
| 生年月日 | 18970929 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村瀬良垣 |
| 記録日 | 19760226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T26B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 祖父母、両親が昔話の良い語り手であった。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話・伝説編』P170 |
| キーワード | お爺さん,村頭,役場,お金,酒一合分たりない |
| 梗概(こうがい) | お爺さんが村頭(むらがしら)に頼まれ、役場までお金を持って行ったらな、お金が酒一合分たりなかったそうだ。するとお爺さんと村頭がけんかになって、「お前は、その金の包みをそのまま役場に持って行ったか。」と村頭が言うと、「お前は私に、お金をちゃんと数えて、その包みを渡したか。」とお爺さんは言いかえした。「私は包んだままを役場に持って行ったんだよ。お前は私の見ている前で、いくらいくらと言って、数えて私に渡したか。」と、お爺さんに言われ、その場で村頭は言い負かされてしまったわけ。そうでしょう。包みの中のお金を数えてなかったんだから分らないでしょう。「私は、包んだまま持って行った。お前は私に、包みのお金を数えて渡したのではないから、それは、私は分りませんよ。」とお爺さんは村頭に言った。そしてですね、酒の一合代はなくなったんですよ。だからですね、村頭の人たちは、そのお爺さんに負けて、また、使い込んだお金は、みんなうめ合わせて役所に持って行ったという話がありますよ。だから、誰でもですね、人からお金を預かるときには、お互いに数えて確認してから受け取りなさいということ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:34 |
| 物語の時間数 | 2:34 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |