名護親方 乞食(共通語)

概要

名護親方とですね、それから具志頭(ぐしちゃん)親方のお二人がですね、馬にお乗りになって国頭の方においでになって国頭の方においでになった時にですね、北谷のトゥールガマで、具志頭親方は馬に乗ったまますぐ行ったそうですよ。それから名護親方は馬を降りて帽子を取っておじぎをしてから国頭に行ったそうです。それでそこを通りすぎてからですね、名護親方が、「あなたは向こうで火をたいて物を煮て食べているのは何だと思うか。」と具志頭親方に言ったそうだ。「あれは乞食である。」と、そう言った時に、名護親方がですね、「あれは乞食ではないですよ、あれは神さまだ、神さまだ。それでもあなたは乞食であると言うならばむこうに行って、火を燃やしていたんだから火を燃やした跡があればやっぱり乞食であるが、燃やした跡がなければそれは神である。」と言って、二人は、ずっと向こうまで行っていたのだが、口論しながらもどってみると、その乞食がおった所を見てみたら跡形もなかった。火を燃やした跡形もなく、それは(まさしく)天の人であろう。それで具志頭親方もおわかりになって、「まあ天の人である。」と言って、それから馬を降り、帽子を取って頭を下げたそうだ。だから、具志頭親方は偉大な政治家ではあるんですがね、本当は、頭は名護親方よりは偉くなかったそうですよ。

再生時間:1:56

民話詳細DATA

レコード番号 47O375809
CD番号 47O37C234
決定題名 名護親方 乞食(共通語)
話者がつけた題名 名護親方
話者名 大城健繁
話者名かな おおしろけんぱん
生年月日 18970929
性別
出身地 沖縄県恩納村瀬良垣
記録日 19760226
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T26A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情 祖父母、両親が昔話の良い語り手であった。
文字化資料 『恩納村の民話・伝説編』P137
キーワード 名護親方,具志頭親方,馬,国頭,北谷のトゥールガマ,乞食
梗概(こうがい) 名護親方とですね、それから具志頭(ぐしちゃん)親方のお二人がですね、馬にお乗りになって国頭の方においでになって国頭の方においでになった時にですね、北谷のトゥールガマで、具志頭親方は馬に乗ったまますぐ行ったそうですよ。それから名護親方は馬を降りて帽子を取っておじぎをしてから国頭に行ったそうです。それでそこを通りすぎてからですね、名護親方が、「あなたは向こうで火をたいて物を煮て食べているのは何だと思うか。」と具志頭親方に言ったそうだ。「あれは乞食である。」と、そう言った時に、名護親方がですね、「あれは乞食ではないですよ、あれは神さまだ、神さまだ。それでもあなたは乞食であると言うならばむこうに行って、火を燃やしていたんだから火を燃やした跡があればやっぱり乞食であるが、燃やした跡がなければそれは神である。」と言って、二人は、ずっと向こうまで行っていたのだが、口論しながらもどってみると、その乞食がおった所を見てみたら跡形もなかった。火を燃やした跡形もなく、それは(まさしく)天の人であろう。それで具志頭親方もおわかりになって、「まあ天の人である。」と言って、それから馬を降り、帽子を取って頭を下げたそうだ。だから、具志頭親方は偉大な政治家ではあるんですがね、本当は、頭は名護親方よりは偉くなかったそうですよ。
全体の記録時間数 1:56
物語の時間数 1:56
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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