
ここにね、温泉屋(おんせんやー)に行かない手前に岬になっている所があり、岩が二つあったよ。そこの岩の下にね、唐の人が二人死んでいたわけさ。その唐の人はお金をたくさん持っていたって、この支那人は。そこへ、今度は 嘉手苅の□□と言う兄弟が、兄弟同士なんだね、この兄弟同士が浜を歩いて牛を買いに行く途中でね、死体を発見して何となく死体のふところを開けて見たんだろうね。そしたら、金が出たもんだから、死体から金を取ってよ、着物も全部取ってね、この死んでいる人を裸にして、着物まで盗って家に持って行ったって。それからというもの、この家では唖(おし)ばかり生まれたわけだよ。今でも生まれるよ、今もいるよ。今も□□□にいるよ、女の子が。またあのきれいなおばさんね、あの人は亡くなったというでしょう。みんなこの兄弟、三人兄弟の子孫なんだ。三人とも子孫は唖が生まれるようになったって、その理由はこうなんだよ、「金を取ったことを、あんたも他人に言うなよ、あんたもものを言うなよ。」と言ったので、このように唖が生まれたんだ。それで、今になって、近ごろになってから大変なたたりが出たんで、三人で供養して来なさいと言われて、支那人が死んでいた所で御願をして、そこに墓を造ったらしいがね。墓はまた立派にあそこに造られていたけどね、今ではどこにあるのかわからないよ。
| レコード番号 | 47O375784 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C233 |
| 決定題名 | 唐人墓の由来(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | 唐人墓 |
| 話者名 | 翁長マセ |
| 話者名かな | おながませ |
| 生年月日 | 18980101 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村前兼久 |
| 記録日 | 19760226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T24A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 話が好きで母親から聞いた。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話・伝説編』P17 |
| キーワード | 唐の人が二人死んでいた,お金,嘉手苅の□□,唖 |
| 梗概(こうがい) | ここにね、温泉屋(おんせんやー)に行かない手前に岬になっている所があり、岩が二つあったよ。そこの岩の下にね、唐の人が二人死んでいたわけさ。その唐の人はお金をたくさん持っていたって、この支那人は。そこへ、今度は 嘉手苅の□□と言う兄弟が、兄弟同士なんだね、この兄弟同士が浜を歩いて牛を買いに行く途中でね、死体を発見して何となく死体のふところを開けて見たんだろうね。そしたら、金が出たもんだから、死体から金を取ってよ、着物も全部取ってね、この死んでいる人を裸にして、着物まで盗って家に持って行ったって。それからというもの、この家では唖(おし)ばかり生まれたわけだよ。今でも生まれるよ、今もいるよ。今も□□□にいるよ、女の子が。またあのきれいなおばさんね、あの人は亡くなったというでしょう。みんなこの兄弟、三人兄弟の子孫なんだ。三人とも子孫は唖が生まれるようになったって、その理由はこうなんだよ、「金を取ったことを、あんたも他人に言うなよ、あんたもものを言うなよ。」と言ったので、このように唖が生まれたんだ。それで、今になって、近ごろになってから大変なたたりが出たんで、三人で供養して来なさいと言われて、支那人が死んでいた所で御願をして、そこに墓を造ったらしいがね。墓はまた立派にあそこに造られていたけどね、今ではどこにあるのかわからないよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:37 |
| 物語の時間数 | 1:37 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |