
昔、塩屋にな、キーヒチャーブサーといわれた方がいらしたそうだよ。それでその人はね、田打ちの時にはな、田打ちの時には、うじゅんがけといって、こういうふうにして田を打つときには、うじゅんがけをしたんだ。その時に、この人が打つ鉄の鍬は、マングェーといってね、三尺の幅に二尺ぐらいの鍬だそうだよ。マングェーというのは鍬の先に一寸ばかりの鉄を付けて、三尺の幅の板の先に一寸ばかりの鉄を付けたもので、その鍬で、田を打ちなさったそうだよ。それで、その人の打った田は、五百坪ぐらいの田なんだが、その人が田打ちをして掘りかえした深さが腿(もも)の丈(たけ)ぐらいまであったってよ。そしたら、今はもう畑になったんで、とてもいいんだよ。そうして、田を掘っていたら、鉄の鍬に石がかかったらしいんだよ。この石は、もう三百斤ぐらいもある石だったそうだ。それで、石を掘って取ったら、田も打ち終わったんで、「家に持って帰ったら、子供たちの貝割りぐらいにはなるだろう。」といって、その大きな石をマングェーにかけて、家に持って帰ったという伝え話があるんだよ。
| レコード番号 | 47O375442 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C219 |
| 決定題名 | 塩屋の力持ち(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 塩屋のキーヒチャーブサー |
| 話者名 | 宮平孫次郎 |
| 話者名かな | みやひらまごじろう |
| 生年月日 | 19060927 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村塩屋 |
| 記録日 | 19760224 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T14A20 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 塩屋,キーヒチャーブサー,田打ち,鉄の鍬,マングェー |
| 梗概(こうがい) | 昔、塩屋にな、キーヒチャーブサーといわれた方がいらしたそうだよ。それでその人はね、田打ちの時にはな、田打ちの時には、うじゅんがけといって、こういうふうにして田を打つときには、うじゅんがけをしたんだ。その時に、この人が打つ鉄の鍬は、マングェーといってね、三尺の幅に二尺ぐらいの鍬だそうだよ。マングェーというのは鍬の先に一寸ばかりの鉄を付けて、三尺の幅の板の先に一寸ばかりの鉄を付けたもので、その鍬で、田を打ちなさったそうだよ。それで、その人の打った田は、五百坪ぐらいの田なんだが、その人が田打ちをして掘りかえした深さが腿(もも)の丈(たけ)ぐらいまであったってよ。そしたら、今はもう畑になったんで、とてもいいんだよ。そうして、田を掘っていたら、鉄の鍬に石がかかったらしいんだよ。この石は、もう三百斤ぐらいもある石だったそうだ。それで、石を掘って取ったら、田も打ち終わったんで、「家に持って帰ったら、子供たちの貝割りぐらいにはなるだろう。」といって、その大きな石をマングェーにかけて、家に持って帰ったという伝え話があるんだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:02 |
| 物語の時間数 | 2:02 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |