城間ナーカ 下男と風水見(シマグチ)

概要

もう墓を造らそうと思ってね、風水見(ふんしみー)を頼んできてね、そうして墓を造る所へ行ったそうだよ。風水見と、そこの主人と。そしたら、四、五人ばかりの男たちが、稲を刈って担いで、どんどんやってきたらしいんだ。これは、いいつけられた仕事ではなくて、下男たちが自分のへそくりにするつもりだったらしいよ。それで、小便をするふりをして、さとうきび畑の中に入って隠れたんだ、この主人は。そして、その男たちが行き過ぎてから、この風水見に、「ここから稲を担いだ男たちが通り過ぎましたか。」と聞いたんだ。「通り過ぎましたよ。」と言うと、「これは、私どもの下男だが言い付けでもないのに、自分たちのへそくりにするために、ああしているので、私に見つかるとあいつらが気にすると思って、私は、隠れたんですよ。」と言ったんだな。それを聞いて風水見は、「あなたの風水は、あなた自身の中にあるから、風水を見にいかなくてもいいから、家に帰りましょう。」と言って、いっしょに帰って来たそうだ。「あなたが良いと思う所に墓は造りなさい。」と言ったそうだ。

再生時間:1:01

民話詳細DATA

レコード番号 47O375428
CD番号 47O37C219
決定題名 城間ナーカ 下男と風水見(シマグチ)
話者がつけた題名 城間ナーカの話
話者名 久田友助
話者名かな くだゆうすけ
生年月日 18980220
性別
出身地 沖縄県恩納村塩屋
記録日 19760224
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T14A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 子供の頃、おじいさん達が集まって話をしている側で聞いた。
文字化資料 『恩納村の民話 伝説編』P201
キーワード 墓,風水見,稲
梗概(こうがい) もう墓を造らそうと思ってね、風水見(ふんしみー)を頼んできてね、そうして墓を造る所へ行ったそうだよ。風水見と、そこの主人と。そしたら、四、五人ばかりの男たちが、稲を刈って担いで、どんどんやってきたらしいんだ。これは、いいつけられた仕事ではなくて、下男たちが自分のへそくりにするつもりだったらしいよ。それで、小便をするふりをして、さとうきび畑の中に入って隠れたんだ、この主人は。そして、その男たちが行き過ぎてから、この風水見に、「ここから稲を担いだ男たちが通り過ぎましたか。」と聞いたんだ。「通り過ぎましたよ。」と言うと、「これは、私どもの下男だが言い付けでもないのに、自分たちのへそくりにするために、ああしているので、私に見つかるとあいつらが気にすると思って、私は、隠れたんですよ。」と言ったんだな。それを聞いて風水見は、「あなたの風水は、あなた自身の中にあるから、風水を見にいかなくてもいいから、家に帰りましょう。」と言って、いっしょに帰って来たそうだ。「あなたが良いと思う所に墓は造りなさい。」と言ったそうだ。
全体の記録時間数 1:01
物語の時間数 1:01
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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