泊の大蛸退治(シマグチ)

概要

沖縄の一番の魔物は、蛸だという話だからね。それと蟹だという話だったから、年寄りたちの話は。昔、泊港の深いところに蛸がいたので、ある人に、公儀と言うと首里城ね。中城御殿、尚家から命令が下ったらしい。「お前にしかできない。捕まえるのはお前よりほかにはいない。」と言われたので、「ああ、もう仕方がない。」と、その人は、できればのがれたいのだからね。「七節のダシチャがなければならない。」とこう言ったって。とうとう、八重山からそれが出てきたので、この人はのがれることができなくなって仕方ないと思っていたらしい。もう命令だから守らなければならないんだから。チニブを舟に浮かべて、それに乗って、蛸が手を出すごとに、たたっ切ったので、あとは蛸は、どうしようもなくなっているわけさ。チニブに入った八つの手を全部切られてしまってね。こうして捕ったという話だよ。逃れようと思っても逃れられないのだから、ほら、公儀の命令だから。
『恩納村の民話・昔話編』P22

再生時間:1:02

民話詳細DATA

レコード番号 47O375305
CD番号 47O37C214
決定題名 泊の大蛸退治(シマグチ)
話者がつけた題名 泊の大蛸
話者名 宜志富紹長
話者名かな ぎしとみしょうちょう
生年月日 18961208
性別
出身地 沖縄県恩納村安富祖
記録日 19760225
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T11A18
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 13
発句(ほっく)
伝承事情 主にお年寄りや父から聞いた。
文字化資料 『恩納村の民話 昔話編』P22
キーワード 沖縄の一番の魔物,蛸,蟹,泊港,首里城,中城御殿,尚家,七節のダシチャ,八重山,チニブ,舟
梗概(こうがい) 沖縄の一番の魔物は、蛸だという話だからね。それと蟹だという話だったから、年寄りたちの話は。昔、泊港の深いところに蛸がいたので、ある人に、公儀と言うと首里城ね。中城御殿、尚家から命令が下ったらしい。「お前にしかできない。捕まえるのはお前よりほかにはいない。」と言われたので、「ああ、もう仕方がない。」と、その人は、できればのがれたいのだからね。「七節のダシチャがなければならない。」とこう言ったって。とうとう、八重山からそれが出てきたので、この人はのがれることができなくなって仕方ないと思っていたらしい。もう命令だから守らなければならないんだから。チニブを舟に浮かべて、それに乗って、蛸が手を出すごとに、たたっ切ったので、あとは蛸は、どうしようもなくなっているわけさ。チニブに入った八つの手を全部切られてしまってね。こうして捕ったという話だよ。逃れようと思っても逃れられないのだから、ほら、公儀の命令だから。 『恩納村の民話・昔話編』P22
全体の記録時間数 1:02
物語の時間数 1:02
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP