大年の宝(シマグチ)

概要

大変な貧乏者の子だが、昔の学校に通っている時に先生の所に行くと、他の生徒たちには学問を教えていたが、その子には学問は教えず、「強く意地をもちなさい。人に損をさせるな。」と、みなそればかり教えている人がいたそうだ。そして、その子はもうじゅうぶん習っただろう。もういいだろうということで、夜中家に帰すと、もうこわくて行けないんだ。「君は、私が勉強教えたのは何だったのだ。」と先生が子どもに聞くと、「こんなことを習いました。」という。「さあ、それなら行きなさい。」と言って行かすと、途中で死んだ赤子を抱いた白髪の年寄りに出会ったわけだ。そして、その年寄りが、「もし、私は鉄鍬を持ってこの子を埋めに来たのだが、鍬を忘れたので、あんたはこの子を抱いていなさい。」と言って抱かせておいて、その年寄りは逃げてしまったわけだ。そこでもう夜中になっても、その年寄りが来なかったのでその貧乏者の生徒は自分の家に赤子を連れて行ったわけだ。そして、家の軒下にその子を置くと、ガーラと金ものの鳴る音のように親たちには聞こえたわけだ。見てみると、その子どもに黄金を抱かせていたという話で、その貧乏者は大変な金持ちになったわけだ。その話を聞いた。

再生時間:1:30

民話詳細DATA

レコード番号 47O375268
CD番号 47O37C212
決定題名 大年の宝(シマグチ)
話者がつけた題名 大年の宝
話者名 小渡賜助
話者名かな おどようすけ
生年月日 18850407
性別
出身地 沖縄県恩納村宇加地
記録日 19760226
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T10A27
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 『恩納村の民話 昔話編』P163
キーワード 貧乏者の子,「強く意地をもちなさい,人に損をさせるな,死んだ赤子を抱いた白髪の年寄り,黄金
梗概(こうがい) 大変な貧乏者の子だが、昔の学校に通っている時に先生の所に行くと、他の生徒たちには学問を教えていたが、その子には学問は教えず、「強く意地をもちなさい。人に損をさせるな。」と、みなそればかり教えている人がいたそうだ。そして、その子はもうじゅうぶん習っただろう。もういいだろうということで、夜中家に帰すと、もうこわくて行けないんだ。「君は、私が勉強教えたのは何だったのだ。」と先生が子どもに聞くと、「こんなことを習いました。」という。「さあ、それなら行きなさい。」と言って行かすと、途中で死んだ赤子を抱いた白髪の年寄りに出会ったわけだ。そして、その年寄りが、「もし、私は鉄鍬を持ってこの子を埋めに来たのだが、鍬を忘れたので、あんたはこの子を抱いていなさい。」と言って抱かせておいて、その年寄りは逃げてしまったわけだ。そこでもう夜中になっても、その年寄りが来なかったのでその貧乏者の生徒は自分の家に赤子を連れて行ったわけだ。そして、家の軒下にその子を置くと、ガーラと金ものの鳴る音のように親たちには聞こえたわけだ。見てみると、その子どもに黄金を抱かせていたという話で、その貧乏者は大変な金持ちになったわけだ。その話を聞いた。
全体の記録時間数 1:30
物語の時間数 1:30
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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