船旅とうない神(シマグチ)

概要

千手観音は布を織る仕事をなさっていらっしゃるわけだ。布織りをしていらっしゃるんだ。布を織っている時に、兄弟達は三人とも唐旅に出ていたわけだね。兄弟が唐旅に行っていらっしゃる時に、観音は居眠りしてね、 杼(ひ)を持ったまま両手でこのように引っ張って、口は開けて居眠りしていたらしい。居眠りなさっていたら、「おい、お前は仕事をしながら、お前がやっていることは何だ。何をしている。」と親が叱ったら、「ああもう、お兄さんを救い上げることができなかった。お母さんが、今、私をおどしたたために、お兄さん一人を亡くしたよ。」と答えた。そして母親が「どういうことなんだ。」と言うと、「海で船が難波して、長男兄さんは右の手でつかまえて、次男兄さんは左の手でつかまえて、また、髪の結び目をくわえていたのは三男兄さんだったのに。」と答えた。すると、観音が言うとおり、この三男の人は助からなくてね長男と次男は生きたわけだね。それで、それから千手観音(せんてかんのん)は国中で、ためになる神でいらっしゃると信じられたという話を聞かされているんだ。


再生時間:1:57

民話詳細DATA

レコード番号 47O375154
CD番号 47O37C207
決定題名 船旅とうない神(シマグチ)
話者がつけた題名 千手観音の話
話者名 宜志富マツ
話者名かな ぎしとみまつ
生年月日 18980518
性別
出身地 沖縄県名護市宮里
記録日 19760227
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T06B14
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 若い頃、父親からよく聞かされた。
文字化資料 『恩納村の民話 伝説編』P47
キーワード 千手観音,布織り,兄弟三人唐旅,居眠り,海で船が難波,長男は右手,次男兄は左手,三男は髪の結び目
梗概(こうがい) 千手観音は布を織る仕事をなさっていらっしゃるわけだ。布織りをしていらっしゃるんだ。布を織っている時に、兄弟達は三人とも唐旅に出ていたわけだね。兄弟が唐旅に行っていらっしゃる時に、観音は居眠りしてね、 杼(ひ)を持ったまま両手でこのように引っ張って、口は開けて居眠りしていたらしい。居眠りなさっていたら、「おい、お前は仕事をしながら、お前がやっていることは何だ。何をしている。」と親が叱ったら、「ああもう、お兄さんを救い上げることができなかった。お母さんが、今、私をおどしたたために、お兄さん一人を亡くしたよ。」と答えた。そして母親が「どういうことなんだ。」と言うと、「海で船が難波して、長男兄さんは右の手でつかまえて、次男兄さんは左の手でつかまえて、また、髪の結び目をくわえていたのは三男兄さんだったのに。」と答えた。すると、観音が言うとおり、この三男の人は助からなくてね長男と次男は生きたわけだね。それで、それから千手観音(せんてかんのん)は国中で、ためになる神でいらっしゃると信じられたという話を聞かされているんだ。
全体の記録時間数 1:57
物語の時間数 1:57
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP