モーイ親方の老い馬と親捨て(シマグチ)

概要

これはね、こうなんだよ。伊野波殿内には若馬と老馬と二頭、馬がいたらしい、父親の馬が。それで、父親は、この老馬の方をお気に入りなわけ。若馬は、まだ訓練されてないものだから、若馬はお気に入りではない、父親は。そうしたら、父親が勤めから帰りなさる時分になると、この老馬を出して、バンバンいじめたんだって、このモーイが。それで、父親はもうこの老馬がかわいいものだから、「どうしてモーイ、これをいじめるか。」と言うと、「ああ、人でもお父さん、年取ったら空き墓に持って行きますからね。こんな年寄り馬、何になりますか、お父さん。」と言いながら年寄りのお父さんのお気に入りの馬をバンバンたたいたらしい。それで、この親は、翌日勤めから帰って来るとね、「そうだ、これは、年寄りは空き墓に持っていってはならん。」と言って、この時から空き墓に持っていかないんだって、年寄りは。昔の年寄りたちは、六十一歳になったら空き墓に持っていって、食物もそこに持ち運んで与えたようだよ。

再生時間:1:21

民話詳細DATA

レコード番号 47O375053
CD番号 47O37C203
決定題名 モーイ親方の老い馬と親捨て(シマグチ)
話者がつけた題名 モーイ親方
話者名 宜志富紹長
話者名かな ぎしとみしょうちょう
生年月日 18961208
性別
出身地 沖縄県恩納村安富祖
記録日 19760227
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T03A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 13
発句(ほっく)
伝承事情 主にお年寄りや父から聞いた。
文字化資料
キーワード 伊野波殿内,若馬と老馬,老馬をいじめた,モーイ,年寄りは空き墓に持っていってはならん,六十一歳になったら空き墓に
梗概(こうがい) これはね、こうなんだよ。伊野波殿内には若馬と老馬と二頭、馬がいたらしい、父親の馬が。それで、父親は、この老馬の方をお気に入りなわけ。若馬は、まだ訓練されてないものだから、若馬はお気に入りではない、父親は。そうしたら、父親が勤めから帰りなさる時分になると、この老馬を出して、バンバンいじめたんだって、このモーイが。それで、父親はもうこの老馬がかわいいものだから、「どうしてモーイ、これをいじめるか。」と言うと、「ああ、人でもお父さん、年取ったら空き墓に持って行きますからね。こんな年寄り馬、何になりますか、お父さん。」と言いながら年寄りのお父さんのお気に入りの馬をバンバンたたいたらしい。それで、この親は、翌日勤めから帰って来るとね、「そうだ、これは、年寄りは空き墓に持っていってはならん。」と言って、この時から空き墓に持っていかないんだって、年寄りは。昔の年寄りたちは、六十一歳になったら空き墓に持っていって、食物もそこに持ち運んで与えたようだよ。
全体の記録時間数 1:21
物語の時間数 1:21
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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