
その後、坊主が出張する時、馬に乗って行く時には、この小坊主は御供として行かなければならない。そして、荷物はこのお供がかつぐので、弁当をこの小坊主にかつがせた。道の途中で、この坊主はお金を袋に包んでなかったのでね、馬の上からお金を落としてしまってね、そこで小坊主に聞いたら、「その金が落ちるのを見ていたが、『聞いたことは聞き捨て、見たことは見捨て』と言われていたので、大切なものだがなと思いながら捨てて来ました。」と言ったそうだ。これは本当は、小坊主が自分でお金も取っているんだよ。すると坊主は、「ああ、お前は、馬の上から落ちるものは全部拾うんだよ。」と言ったそうだ。昼飯を食べることになってよ、坊主は馬から降りて休んでね。この弁当を食べようとすると、小坊主がこれを食ってしまっていてね、空っぽになっていて、無いのだそうだ。「おや、お前、この弁当は無いじゃないか。」と言うと、「はい、私にこの馬の上から落ちるのは全部取れと言われたんですが、馬の上から落ちる物があっても、入れ物が無かったので、この弁当を私が食って、馬の糞を詰めてあります。」と言った。
| レコード番号 | 47O375050 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C202 |
| 決定題名 | 弁当は糞(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 坊主の話 |
| 話者名 | 宜志富紹長 |
| 話者名かな | ぎしとみしょうちょう |
| 生年月日 | 18961208 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村安富祖 |
| 記録日 | 19760226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T02B18 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 主にお年寄りや父から聞いた。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話 昔話編』P274 |
| キーワード | 坊主が出張する時,馬,小坊主は御供,弁当,馬の上からお金を落とした,弁当,馬の糞 |
| 梗概(こうがい) | その後、坊主が出張する時、馬に乗って行く時には、この小坊主は御供として行かなければならない。そして、荷物はこのお供がかつぐので、弁当をこの小坊主にかつがせた。道の途中で、この坊主はお金を袋に包んでなかったのでね、馬の上からお金を落としてしまってね、そこで小坊主に聞いたら、「その金が落ちるのを見ていたが、『聞いたことは聞き捨て、見たことは見捨て』と言われていたので、大切なものだがなと思いながら捨てて来ました。」と言ったそうだ。これは本当は、小坊主が自分でお金も取っているんだよ。すると坊主は、「ああ、お前は、馬の上から落ちるものは全部拾うんだよ。」と言ったそうだ。昼飯を食べることになってよ、坊主は馬から降りて休んでね。この弁当を食べようとすると、小坊主がこれを食ってしまっていてね、空っぽになっていて、無いのだそうだ。「おや、お前、この弁当は無いじゃないか。」と言うと、「はい、私にこの馬の上から落ちるのは全部取れと言われたんですが、馬の上から落ちる物があっても、入れ物が無かったので、この弁当を私が食って、馬の糞を詰めてあります。」と言った。 |
| 全体の記録時間数 | 1:41 |
| 物語の時間数 | 1:41 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |