大宜見カナチクと船賃(シマグチ)

概要

これは安富祖で行なう、本部(もとぶ)の組踊にも出すよ。大宜味の人だよ、この大宜味という人は、カナチクという名であったんだよ。このカナチクという人が、大宜味から那覇に行く時にね、荷物をたくさんかついで名護から那覇行きの船に乗ったってよ、「私も乗せて下さい。」と言ってね。少なくとも、四、五銭ぐらいの手間賃だったんだろうね。それで、カナチクは船に乗ってもね、那覇に着くまでこの荷物を、ずっとかついでいたってよ、下ろさないで。それで、那覇に着いたら、この船乗りたちは、荷物の手間賃も、人を乗せた手間賃も取ろうとしたので、「どうしてだ、私は船には、荷物を積まなかったではないか。私は、ずっと、かつぎっぱなしだったんだ。」と言って、船乗りたちは、この荷物の手間賃を取ることができなかったという話をしたよ。大変な力持ちであったそうだ。大宜味カナチクという人は。


再生時間:0:51

民話詳細DATA

レコード番号 47O375035
CD番号 47O37C202
決定題名 大宜見カナチクと船賃(シマグチ)
話者がつけた題名 大宜見カナチクー
話者名 宜志富紹長
話者名かな ぎしとみしょうちょう
生年月日 18961208
性別
出身地 沖縄県恩納村安富祖
記録日 19760226
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T02B05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情 主にお年寄りや父から聞いた。
文字化資料 『恩納村の民話 伝説編』P211
キーワード 安富祖,本部の組踊,大宜味の人,カナチク,名護から那覇行きの船,、荷物の手間賃,大変な力持ち,大宜味カナチク
梗概(こうがい) これは安富祖で行なう、本部(もとぶ)の組踊にも出すよ。大宜味の人だよ、この大宜味という人は、カナチクという名であったんだよ。このカナチクという人が、大宜味から那覇に行く時にね、荷物をたくさんかついで名護から那覇行きの船に乗ったってよ、「私も乗せて下さい。」と言ってね。少なくとも、四、五銭ぐらいの手間賃だったんだろうね。それで、カナチクは船に乗ってもね、那覇に着くまでこの荷物を、ずっとかついでいたってよ、下ろさないで。それで、那覇に着いたら、この船乗りたちは、荷物の手間賃も、人を乗せた手間賃も取ろうとしたので、「どうしてだ、私は船には、荷物を積まなかったではないか。私は、ずっと、かつぎっぱなしだったんだ。」と言って、船乗りたちは、この荷物の手間賃を取ることができなかったという話をしたよ。大変な力持ちであったそうだ。大宜味カナチクという人は。
全体の記録時間数 0:51
物語の時間数 0:51
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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