
王様が恩納の万座毛においでになった時に、臼太鼓(うしでーく)でおもてなしをしたのだそうだ。それで、王様が万座毛においでになると、「ああ、こんなに大きな野原もあるのか。これは万人でも座れるな。」とおっしゃったそうだ。そういうわけで万座毛と名前が付いているんだと。万人の人の万と、座るの座るだよな。毛は原っぱのことだから、万座毛と名前が付いたという話。それで、その時の臼太鼓の時に、恩納ナベが歌でね、「風(かじ)ぬ声(くい)ん止(とう)まり 波(なみ)ぬ声(くい)ん止(とう)まり
首里(すい)天加那志(ていんじゃなし) みゆんちゅ拝(うが)ま〔風の声も止まれ 波の声も止まれ首里の王様の お顔を謹しんで拝みたいものだ〕。」と詠んだ。ご気嫌伺いましょうねという意味で、この歌を詠んだらしいよ。あの広場に今恩納ナベの石碑があるよ。私たちがフィリピンに行ったころ、祟りが出てね、ここ恩納の村の若者ばかりが死んでしまった。それで、その時の村長たちとか物知りの人々が、これは恩納ナベの祟りがふりかかってきているからといって、石碑を建てることになったんだ。恩納ナベを偲んで、祭るために造ってあるらしいよ。この石碑が建ったので、今のように見に来る人が多くなったよ。
| レコード番号 | 47O375012 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C201 |
| 決定題名 | 恩納ナベと万座毛の名の由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 恩納ナビーの話 |
| 話者名 | 宜志富紹長 |
| 話者名かな | ぎしとみしょうちょう |
| 生年月日 | 18961208 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村安富祖 |
| 記録日 | 19760226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T02A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 主にお年寄りや父から聞いた。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話 伝説編』P6 |
| キーワード | 王様,恩納の万座毛,臼太鼓,恩納ナベ |
| 梗概(こうがい) | 王様が恩納の万座毛においでになった時に、臼太鼓(うしでーく)でおもてなしをしたのだそうだ。それで、王様が万座毛においでになると、「ああ、こんなに大きな野原もあるのか。これは万人でも座れるな。」とおっしゃったそうだ。そういうわけで万座毛と名前が付いているんだと。万人の人の万と、座るの座るだよな。毛は原っぱのことだから、万座毛と名前が付いたという話。それで、その時の臼太鼓の時に、恩納ナベが歌でね、「風(かじ)ぬ声(くい)ん止(とう)まり 波(なみ)ぬ声(くい)ん止(とう)まり 首里(すい)天加那志(ていんじゃなし) みゆんちゅ拝(うが)ま〔風の声も止まれ 波の声も止まれ首里の王様の お顔を謹しんで拝みたいものだ〕。」と詠んだ。ご気嫌伺いましょうねという意味で、この歌を詠んだらしいよ。あの広場に今恩納ナベの石碑があるよ。私たちがフィリピンに行ったころ、祟りが出てね、ここ恩納の村の若者ばかりが死んでしまった。それで、その時の村長たちとか物知りの人々が、これは恩納ナベの祟りがふりかかってきているからといって、石碑を建てることになったんだ。恩納ナベを偲んで、祭るために造ってあるらしいよ。この石碑が建ったので、今のように見に来る人が多くなったよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:14 |
| 物語の時間数 | 1:14 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |