三人兄弟(共通語)

概要

三人の兄弟がいた。父親は息子達の心を試そうと、母親を病人にしたて、まな板と包丁を用意した。そして長男に、「母親の病気を治すために生胆をくれるか」と聞くと、「はい」という返事ではなかった。次男に「腕を切って出てくる血を飲ますことが出来るか」と聞いたが、次男も断わった。三男に尋ねると、長男の嫁も二人だったらいいが一人ではいやだと言う。長男の嫁は夫に、「あんたが生きていると働いてみんなを養えるから、自分を殺してくれ」と言う。父親は(その様子を見て)、跡継ぎは長男がすべきだなと考え、「よろしい。待ちなさい」と言って、砂糖きびを三本持ってきて、「これを薪にしてお茶を沸かして飲ますと直ぐ元気になるそうだから、早くお茶を沸かしなさい。そしたら病気は治る。人間を殺す必要もない」と言った。長男の嫁はやかんを釜に乗せるときびの皮をむき、よく噛んで汁は飲み、そのかすを薪にしてお茶を入れることが出来た。母親はもともと仮病だったのでたちまち元気になった。それから財産は長男が受け継ぐようになったそうだ。

再生時間:8:21

民話詳細DATA

レコード番号 47O235543
CD番号 47O23C297
決定題名 三人兄弟(共通語)
話者がつけた題名
話者名 上地敏之
話者名かな うえちとしゆき
生年月日 19020221
性別
出身地 伊良部村字長浜
記録日 19760725
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T47B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく) ンキャーンドゥ(昔ね・・・)
伝承事情 父親から
文字化資料
キーワード 三人の兄弟,父親,息子達の心,母親,病人,まな板と包丁,長男,生胆,次男,三男,跡継ぎ,砂糖きびを三本,薪,財産
梗概(こうがい) 三人の兄弟がいた。父親は息子達の心を試そうと、母親を病人にしたて、まな板と包丁を用意した。そして長男に、「母親の病気を治すために生胆をくれるか」と聞くと、「はい」という返事ではなかった。次男に「腕を切って出てくる血を飲ますことが出来るか」と聞いたが、次男も断わった。三男に尋ねると、長男の嫁も二人だったらいいが一人ではいやだと言う。長男の嫁は夫に、「あんたが生きていると働いてみんなを養えるから、自分を殺してくれ」と言う。父親は(その様子を見て)、跡継ぎは長男がすべきだなと考え、「よろしい。待ちなさい」と言って、砂糖きびを三本持ってきて、「これを薪にしてお茶を沸かして飲ますと直ぐ元気になるそうだから、早くお茶を沸かしなさい。そしたら病気は治る。人間を殺す必要もない」と言った。長男の嫁はやかんを釜に乗せるときびの皮をむき、よく噛んで汁は飲み、そのかすを薪にしてお茶を入れることが出来た。母親はもともと仮病だったのでたちまち元気になった。それから財産は長男が受け継ぐようになったそうだ。
全体の記録時間数 8:32
物語の時間数 8:21
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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