犬婿入り(シマグチ)

概要

両親と一人娘の家があった。飼い犬を戦争に連れて行くと、犬が大きな働きをして勝ち戦になった。戦から帰って来て、主人がご馳走を作り犬に与えるが、犬はご馳走は要らない、と食べようとしない。「なぜ食べないか。ではご恩返しに何を上げたらよいか」と聞くと、「私は何も欲しくない。娘を私に与えれば、それが恩義返しになる」という。父親は、そんなことはあってはないことだとは思ったが娘を呼んで、「犬がそのように話しているので、犬の妻になってくれないか。お父さんの仇をこの犬が倒してくれたから」というと、娘は「いいです」と答える。それで夫婦になる。ある日、犬が妻に向かって、「私はこれから一週間、姿を隠すけど、絶対に探さないで欲しい」と頼んで姿を消す。6日目になって、妻は心配になり、捜し回る。すると、家の裏側に積んであるワラの山の中にいるのを見付ける。その姿はりりしいものだったが、6日目だったため、犬の尻尾だけはまだ残っていた。二人の間には頭の良い子ども達が生まれたが、みんな尻尾が付いていた。

再生時間:6:07

民話詳細DATA

レコード番号 47O235405
CD番号 47O23C287
決定題名 犬婿入り(シマグチ)
話者がつけた題名 犬の嫁になった娘
話者名 西原マツ
話者名かな にしはらまつ
生年月日 19010413
性別
出身地 伊良部村仲地
記録日 19760726
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T40A05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 父親から
文字化資料 いらぶの民話P22
キーワード 両親,一人娘,飼い犬,勝ち戦,主人,ご馳走,恩返し,犬の妻,犬の尻尾
梗概(こうがい) 両親と一人娘の家があった。飼い犬を戦争に連れて行くと、犬が大きな働きをして勝ち戦になった。戦から帰って来て、主人がご馳走を作り犬に与えるが、犬はご馳走は要らない、と食べようとしない。「なぜ食べないか。ではご恩返しに何を上げたらよいか」と聞くと、「私は何も欲しくない。娘を私に与えれば、それが恩義返しになる」という。父親は、そんなことはあってはないことだとは思ったが娘を呼んで、「犬がそのように話しているので、犬の妻になってくれないか。お父さんの仇をこの犬が倒してくれたから」というと、娘は「いいです」と答える。それで夫婦になる。ある日、犬が妻に向かって、「私はこれから一週間、姿を隠すけど、絶対に探さないで欲しい」と頼んで姿を消す。6日目になって、妻は心配になり、捜し回る。すると、家の裏側に積んであるワラの山の中にいるのを見付ける。その姿はりりしいものだったが、6日目だったため、犬の尻尾だけはまだ残っていた。二人の間には頭の良い子ども達が生まれたが、みんな尻尾が付いていた。
全体の記録時間数 6:22
物語の時間数 6:07
言語識別 方言
音源の質 ×
テープ番号
予備項目1

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