
東川根の人が、今日は荷川取のムイカグスで歌や踊りがあるので見に行こうと、馬小屋から馬を引っ張り出して鞍を置く。馬の尻にかける帯には赤い線を彩り、鞍の前方にはお月様の絵を書き、後ろの腰の当たるあたりには太陽の形を照らして、それに乗って行った。途中、若い人妻に会う。「どこへ行くのか」と聞くので、「荷川取に踊りを見に行く」と答えると、もう歌も踊りも終わったと言う。女は男を自分の家に誘い、「今日は年の始まりの最初のカノイの夜で、アラカニの夜だから泊まって行きなさい」と言う。「あんたの主人が怖いからいやだ」と断わると、「主人は打ち網を持って伊良部に行ったから、8日間は帰らない。心配は要らないよ」と言うので、男は泊まることになり、その人妻と変な関係になった。その夜、庭のほうで物音がしたので、女は、「私の家には出口が七つも八つもあるから、心配しないで出て行きなさい」と言って、男の髪に女のかんざしを刺し、女用の被り物を被せて裏口から逃がした。その様子を見ていた主人が、「あれは誰だ」と聞くと、妻は、「子供の頃からの友人だ」と答える。すると主人は、「親しい友人なら、どうして正面から出さずに、裏口から逃がすか」と言ったそうだ。
| レコード番号 | 47O235198 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C272 |
| 決定題名 | 浮気な女(共通語) |
| 話者がつけた題名 | アライマガムイ |
| 話者名 | 山口利勇 |
| 話者名かな | やまぐちりゆう |
| 生年月日 | 18991010 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 伊良部村字池間添 |
| 記録日 | 19760328 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T26B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いらぶの民話P406 |
| キーワード | 東川根の人,荷川取のムイカグス,歌や踊り,馬小屋,馬の尻にかける帯,赤い線,鞍の前方,お月様の絵,後ろの腰,太陽の形,若い人妻,カノイの夜,アラカニの夜,打ち網,伊良部,男の髪,女のかんざし,女用の被り物,裏口から逃がした |
| 梗概(こうがい) | 東川根の人が、今日は荷川取のムイカグスで歌や踊りがあるので見に行こうと、馬小屋から馬を引っ張り出して鞍を置く。馬の尻にかける帯には赤い線を彩り、鞍の前方にはお月様の絵を書き、後ろの腰の当たるあたりには太陽の形を照らして、それに乗って行った。途中、若い人妻に会う。「どこへ行くのか」と聞くので、「荷川取に踊りを見に行く」と答えると、もう歌も踊りも終わったと言う。女は男を自分の家に誘い、「今日は年の始まりの最初のカノイの夜で、アラカニの夜だから泊まって行きなさい」と言う。「あんたの主人が怖いからいやだ」と断わると、「主人は打ち網を持って伊良部に行ったから、8日間は帰らない。心配は要らないよ」と言うので、男は泊まることになり、その人妻と変な関係になった。その夜、庭のほうで物音がしたので、女は、「私の家には出口が七つも八つもあるから、心配しないで出て行きなさい」と言って、男の髪に女のかんざしを刺し、女用の被り物を被せて裏口から逃がした。その様子を見ていた主人が、「あれは誰だ」と聞くと、妻は、「子供の頃からの友人だ」と答える。すると主人は、「親しい友人なら、どうして正面から出さずに、裏口から逃がすか」と言ったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 13:18 |
| 物語の時間数 | 13:18 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |