
人間と化物は友達だった。ある晩二人は漁に出掛けた。大きなイかが取れたので化物は、「自分は中の身を取る。あんたは外の身を取りなさい」と言った。人間は言われたとおり化物に中の身を与えた。化物はそれを持ち帰って早速料理をしたが、いくら炊いてもドロドロとして炊けない。人間は「美味しかった」と言い、化物は「こんなの食えない」と言った。翌日もまた漁に出ると、今度は大きな貝が取れた。化物は「自分は外の方を取るから、あんたは中の方を取りなさい」と言って、貝殻を持ち帰った。今度もまた食えないので化物は怒った。そして、その晩は漁はしないで、ジャンケンでおんぶして回ることになり、最初は化物が人間を担ぎ、明け方になると人間が化物を担ぐことになった。化物は明け方の鶏の鳴き声が苦手だった。鶏が鳴いたので、「降ろしてくれ、降ろしてくれ」と頼んだが降ろしてもらえず、最後に化物はあだんの木になった。
| レコード番号 | 47O235084 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C266 |
| 決定題名 | 人間と化物の知恵(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 上江洲メガ |
| 話者名かな | うえずめが |
| 生年月日 | 19100000 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村字長浜 |
| 記録日 | 19760329 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T21A11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 人間,化物,友達,漁に出掛けた,大きなイカが取れた,中の身を取る,外の身,料理,炊けない,「美味しかった,大きな貝,漁はしない,ジャンケン,おんぶ,最初は化物が人間を担いだ,明け方に人間が化物を担いだ,明け方の鶏の鳴き声が苦手,化物はあだんの木になった |
| 梗概(こうがい) | 人間と化物は友達だった。ある晩二人は漁に出掛けた。大きなイかが取れたので化物は、「自分は中の身を取る。あんたは外の身を取りなさい」と言った。人間は言われたとおり化物に中の身を与えた。化物はそれを持ち帰って早速料理をしたが、いくら炊いてもドロドロとして炊けない。人間は「美味しかった」と言い、化物は「こんなの食えない」と言った。翌日もまた漁に出ると、今度は大きな貝が取れた。化物は「自分は外の方を取るから、あんたは中の方を取りなさい」と言って、貝殻を持ち帰った。今度もまた食えないので化物は怒った。そして、その晩は漁はしないで、ジャンケンでおんぶして回ることになり、最初は化物が人間を担ぎ、明け方になると人間が化物を担ぐことになった。化物は明け方の鶏の鳴き声が苦手だった。鶏が鳴いたので、「降ろしてくれ、降ろしてくれ」と頼んだが降ろしてもらえず、最後に化物はあだんの木になった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:41 |
| 物語の時間数 | 2:27 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |