
橋を架ける時、昔は七巻き髪の女を人柱とした。それは、橋を何回架けても完成しなかったので、ある女の人が、「七重巻きの髪の女を入れるとよい」と言ったからだ。御主加那志は早速、その進言した女を外して島中の人達を調べさせた。ところがそのような人は一人もいなかったので、最後に、残った女の人を調べてみると、その人が七巻七重巻き髪の女だった。女は、自分の一人娘に、「あんたは嫁に行っても決してものを言うなよ」と遺言して、埋められた。その娘は御主加那志の所に嫁に行ったが、嫁ぎ先では夫や舅、姑が何を聞いても一言もものを言わなかった。それで御主加那志は怒って、「こんな唖は捨てなさい」と言った。夫が「捨てようか」と言っても一言も言わなかった。そのうちに子供ができたので、その子に対しては、「母親の遺言だから、自分はものを言わないのだ」と言ったそうだ。
| レコード番号 | 47O235060 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C265 |
| 決定題名 | 橋の人柱(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 奥浜シゲ |
| 話者名かな | おくはましげ |
| 生年月日 | 不明(70歳) |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村字佐和田 |
| 記録日 | 19760329 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T20B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 祖母から |
| 文字化資料 | いらぶの民話P160 |
| キーワード | 橋,七巻き髪の女,人柱,橋を何回架けても完成しない,御主加那志,進言した女,一人娘,決してものを言うな,遺言,埋められた,御主加那志,唖は捨てなさい |
| 梗概(こうがい) | 橋を架ける時、昔は七巻き髪の女を人柱とした。それは、橋を何回架けても完成しなかったので、ある女の人が、「七重巻きの髪の女を入れるとよい」と言ったからだ。御主加那志は早速、その進言した女を外して島中の人達を調べさせた。ところがそのような人は一人もいなかったので、最後に、残った女の人を調べてみると、その人が七巻七重巻き髪の女だった。女は、自分の一人娘に、「あんたは嫁に行っても決してものを言うなよ」と遺言して、埋められた。その娘は御主加那志の所に嫁に行ったが、嫁ぎ先では夫や舅、姑が何を聞いても一言もものを言わなかった。それで御主加那志は怒って、「こんな唖は捨てなさい」と言った。夫が「捨てようか」と言っても一言も言わなかった。そのうちに子供ができたので、その子に対しては、「母親の遺言だから、自分はものを言わないのだ」と言ったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:55 |
| 物語の時間数 | 2:34 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |