猿長者(共通語)

概要

昔、ある所に子供もないかわいそうな老夫婦が住んでいた。正月の日に火を焚いて温まっている。東の家は金持ちで、ご馳走を作って賑わっていた。そこへ神様が蓑かさを着て汚い姿で行くと、「誰だ。乞食がここに来ているか」と言って汚水を浴びせられ追い返された。神様は次に西の家に行くと、「温まって下さい」と言って、粗末なむしろを出された。神様が「どうして東の家にはご馳走がいっぱいあるのに、あなたがたはそうしているか」と尋ねると、「私達には何もないからこのようにみすぼらしい暮らしをしている」と老夫婦が答える。すると神様が、「大きな鍋を二つ持ってきて、それに水を入れなさい」と言う。言われた通りにすると、いっぱいのご馳走が出来た。それから次に、「お湯を沸かして浴びなさい。そうすればあなた方は17,8歳に若返るから」と言われ、そのようにすると、二人は青年のように若返った。そういうわけで「改まる年にタン(炭)とクブ(昆布)飾てぃ、ククル(心)から姿、若くナトーン」という格言が出来た。東の家の人達はねずみや猫になって、家も潰れた。だから人間は正直でないといけない。神様がちゃんと見ているから。

再生時間:4:44

民話詳細DATA

レコード番号 47O234986
CD番号 47O23C262
決定題名 猿長者(共通語)
話者がつけた題名
話者名 津嘉山カメ
話者名かな つかやまかめ
生年月日 19061103
性別
出身地
記録日 19760330
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T17B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 子供もないかわいそうな老夫婦,正月,火を焚いて温まっている,東の家は金持ち,ご馳走,神様,蓑かさ,汚い姿,乞食,汚水を浴びせられ追い返された,西の家,温まって下さい,粗末なむしろ,大きな鍋を二つ,水,いっぱいのご馳走,お湯を沸かして浴びなさい,17,8歳に若返る,タン,クブ
梗概(こうがい) 昔、ある所に子供もないかわいそうな老夫婦が住んでいた。正月の日に火を焚いて温まっている。東の家は金持ちで、ご馳走を作って賑わっていた。そこへ神様が蓑かさを着て汚い姿で行くと、「誰だ。乞食がここに来ているか」と言って汚水を浴びせられ追い返された。神様は次に西の家に行くと、「温まって下さい」と言って、粗末なむしろを出された。神様が「どうして東の家にはご馳走がいっぱいあるのに、あなたがたはそうしているか」と尋ねると、「私達には何もないからこのようにみすぼらしい暮らしをしている」と老夫婦が答える。すると神様が、「大きな鍋を二つ持ってきて、それに水を入れなさい」と言う。言われた通りにすると、いっぱいのご馳走が出来た。それから次に、「お湯を沸かして浴びなさい。そうすればあなた方は17,8歳に若返るから」と言われ、そのようにすると、二人は青年のように若返った。そういうわけで「改まる年にタン(炭)とクブ(昆布)飾てぃ、ククル(心)から姿、若くナトーン」という格言が出来た。東の家の人達はねずみや猫になって、家も潰れた。だから人間は正直でないといけない。神様がちゃんと見ているから。
全体の記録時間数 4:57
物語の時間数 4:44
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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